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修理雑記 -Marshall JMP-1-

色々使ってきて、やはりアンプはマーシャルが好き、という結論に至りました。
スーパーリードなのか、800なのか、現行でもいいのか、そう言うのはあるけども、真空管の煌びやかさはほしい。かと言ってフェンダーのミッドレンジは、いささかトゥー・マッチで扱いに困る。

スーパーリード100なんてものを買ってはみたが、想定以上の音量・音圧に爆音。みんな知ってた?
結局ユニバーサル・オーディオのライオンが自宅では解でした。

としてしまうと、この記事がここで終わってしまうので、ずっと狙っていた JMP-1 というプリアンプを買いました、という話をします。

片手だと重い。なにより冷たい。

MIDI で制御可能ながら、フルアナログ回路でマーシャルのレジェンダリートーンを生み出す!とのことで当時評判を得たらしい 1U のラックタイプです。
桑田佳祐さんも天羽時貞クンも使っているので、ずっと狙っていました。

毎度ながら購入もとはヤフオク。電源は点灯確認済み、他動作未確認というジャンク。
電源点くならいけるだろうと、タカを括って落札したのが地獄への入口でした。

お!音出るじゃん!
歪みも良き感じで、トーンコントロールも問題なし。あとはクリーントーンが出ないくらい→じゃあスイッチングのICとかリレーっぽいな。
余裕じゃなかった…

スイッチングのIC全部変えてもダメ、電源周りのコンデンサ劣化を疑い、交換するもダメ。
結局、頼りになるのは海外のフォーラムなんよね。どうやらクリーンチャンネルは90Vくらいで駆動してるらしく、その供給元のトランスが壊れやすいらしい。自己発振して発熱し焼け死ぬ、自爆か?
マーシャルの設計ってこう言うとこありますよね。

今見ると明らかにトランスは変


しかもこのトランス、基板に直で取り付けるタイプ。JMP-1専用の設計すぎて、代替品がない。もうなんか嫌になり、半年放置されることとなります。

半年後…ようやくやる気が起きたのと、マーシャルのガバナーが2つ売れ、マーシャルの金はマーシャルにという事でトランスを(海外から)買いました。結局合計したら相場通りの価格だよ。

イギリスから

めんどー臭い分解をして、トランスを外し、リプレイスメント!!!
ヘッドホンで聴くと、それはペラペラのクリーンサウンドでしたとさ。めでたくないめでたくない。

海外と取引するとき、ついメールしちゃう


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