見出し画像

晩秋の金峰山、山小屋にひとり

10月下旬、1泊2日で金峰山に行ってきました。前夜から朝にかけて雨でしたが、私が行動する時間帯は2日間ともくもりの予報だったので、決行しました。
あずさ1号で出発。立川、八王子は小雨で出かけてきたことをやや後悔。しかし、甲府のあたりで晴れてきたのであります。 山梨♡
韮崎に着き、8:80発の瑞垣山荘行きのバスで10:05登山口着。
10:30登山スタート。

韮崎から瑞垣山荘までのバス

なんと登山口までのバスの乗客は私一人です。確かに予報通り雨は上がっていますが、どんよりしてますね。心なしかバスがさびしそうです。

瑞垣山荘から富士見平まで紅葉がきれいです。下山してきた登山者は3組でした。

11:10、誰もいない富士見平小屋。念の為、トイレに行っておきましょう。水場もありますが、今回は必要なさそうです。これからの登りに備えておにぎりも食べました。

ちらほらと紅葉。針葉樹の香りが濃い。とても気持ちがいい。

奥秩父といえば、苔むした道。純白のキノコ発見。私的には絶景です。

森全体が昨夜の雨で生き生きとしています。樹林帯の香りがよいです。

樹林帯を抜けると少し晴れ間が・・・・あそこを超えていくのか!

このような鎖場が3箇所ありました。そんなに急でもなく、足場もあるので、ほとんど鎖は使わなくて大丈夫でした。


晴れてきたー!ここまで曇りがちで暑くもなく寒くもなく、とても歩きやすい気温でしたが、青空が見えるとふっとテンションが上がります。

岩場を抜けると、ガスってきたので金峰山の頂上には行かず、小屋へ直行。

掃除が行き届いていて気持ちがいいです。

こたつでぬくぬく。フリードリンクのコーヒーを飲みながら、行動食をボリボリ。どうやら今日泊まるのは私ひとりです。小屋番さんに「貸し切りだよー(笑)!」と言われました。他に10組の予約があったそうですが、全員キャンセルだったそうです。私を除いてはね。。。みなさん、晴天の日に登りたいのでしょうかね。

と思ったら、晴れてきた!
小屋の外に出ると、瑞牆山、そしてその向こうに八ヶ岳。2週間前はあちらにいたんだなあ!青く見える山並みが美しい。

五丈岩にも登ることにする。この登りの20分がキツイ💦

五丈岩
五丈岩から

16:30、ずっと向こうに富士山。神々しい景色を独り占め^^

ズームで富士山
とっても美味しい!

小屋に戻るとちょうど晩ごはん。ワインも1杯サービスがありました。鶏もものソテーは塩こしょうの塩梅がちょうどよくカリッとしています。野菜もモリモリでした。「カレーもあるよ」と言われたのですが、鶏ももが200gあるそうで、お腹いっぱい。カレーまで辿り着けなかったけど、ワインは2杯飲みました。

やかんピカピカ^^

しばし、温かいこたつとストーブでのんびりして、就寝。2階が貸切だったので、ゴロゴロとKindleで本を読みました。モフッとした羽布団でとても温かかったです。

翌朝6:00、エビ出汁の効いた中華風のお粥。多いと思ったけど、スルスル全部食べられました。ご飯のお供もとても美味しい。(この水分のおかげで下山のとき、全く水を飲まなくても大丈夫でした)。

朝食の後、しばし小屋番さんと世間話。すると、2週間前に私が北八ヶ岳で泊まった双子池ヒュッテと高見石小屋は、管轄が同じだそうでコロナの時期にはお茶したり、行き来していた模様。私はこの3つの山小屋が大好きで、私を惹きつける共通点を感じました。その共通点とは・・・
・こじんまりしていて居心地がいい、全体に温かみがある
・手作り感のある美味しい料理
・掃除が行き届いている
・コタツとかちょっとユニーク。小屋番さんのこだわりを感じる

北八ヶ岳の青苔荘も同じ管轄だそうです。そこも行きたいと思ってた!

気分は松尾芭蕉

今日もガスってます。しかし、寒くはありません。晴天好きの人には残念かもしれないけど、私は山を歩くこと自体が好きなので、大丈夫。

幻想的な下山道を降りてバス停へ。途中、3人の登山者が登って行きました。今日も山は静かなようです。霧の中の紅葉。これはこれで美しい。
10:30のバスに乗り、ハイジの村クララ館で日帰り温泉に入りました。ここでも貸切状態でした。1時間後のバスで駅へ。髪を乾かしたり、少し慌ただしい。

韮崎駅にて13:35甲府行きの電車を待つ間、お昼タイム。甲府からはあずさで帰りました。17:00前には家に着いたかな。

振り返り

今回も山でいい時間を過ごせた。私は絶景がなくても、天気がイマイチでも自然の中を歩くことが楽しい。
金峰山小屋では泊り客が私一人だったから、ちょっとわるいなあと思ったけど、小屋番さんは何気なく気を使ってくれていた。「また、きます!」と心から言える山小屋だった。


・服装は、アンダー(ファイントラックのドライレイヤー長袖)以外は夏と同じ。
・秋冬は水700ml、お湯400mlでいい。
・Kindleを持っていたのは良かった!スマホで読むより全然目にやさしい。
・フィールドカップ、役に立っている。コンパクトで使いやすい。
・そんなに歩いていないからか、疲れを感じない。体力ついた?
・濡らした手拭いをジップロックに入れて持っていく。ボディシートはベタつくし、ゴミになる。

軽量化のために


・新しいレインジャケット、着心地がいい。これからウィンドシェルはいらない。
・メリのウールの長袖Tシャツがあれば、薄い羽織ものはいらない。
・行動食は1泊のとき、おにぎりとナッツ、チョコ少しずつでいい。カロリーメイトは予備で持っていく。パンは嵩張るし、食べ切らないといけない。・ホッカイロはレギュラーでなく「ミニ」でいい。

いいなと思ったら応援しよう!