PyGPlates使ってみた(1)
地球のプレート運動を復元するソフトウェア「GPlates」が Python で動かせるようになっていました.サイトの緯度経度を数値で入力できるようになったのが個人的にはメリットかなと思います.
公式ページはあるのですが,ダウンロードページを探すのさえ大変だったのでまとめておきます.
準備
(1) PyGPlates のダウンロード
GPlates のページから,Download pyGPlates を選択します.
別のダウンロードページに飛ばされるので,Pythonのバージョン,Win/Macを確認して適切なバージョンをダウンロードします(氏名・メールアドレス・使用目的の入力が必要でした).ダウンロードしたファイルは展開しておきます.
(2) Rotation Model のダウンロード
EarthByte にあるGPlatesのページから,最新のデータセットのダウンロードページに飛びます.
GPlates-compatible data files から,EarthByte Global Rotation Model をダウンロードし,zip ファイルを展開します.
テスト
PyGPlates がインポートできるかを確認します.
プログラムを動かすフォルダに,先ほど展開した pygplates のフォルダと ローテーションファイルのフォルダを移動させます.pygplates は,外のフォルダ(pygplates_0.36.0_py38_win64)から中のpygplatesというファイルを出しておきます.
test.ipynb というノートブックを作成し,とりあえず以下を打ってみます.
import pygplates
すると以下のような RuntimeError が出たのですが,もう一度同じセルを実行すると(なぜか)今度は上手くいきました.
色々試してみましょう
print(pygplates.__version__) # 出力:0.36.0
point = pygplates.PointOnSphere(35, 135)
latitude, longitude = point.to_lat_lon()
print(latitude, longitude) # 出力:35.0 135.0
# ローテーションモデルの読み込み
rotation_model = pygplates.RotationModel('Rotations\\Muller2019-Young2019-Cao2020_CombinedRotations.rot')
次回はもう少し遊んでみようと思います.
引用
GPlates のページには以下を引用するように書かれています.
また,ローテーションファイルを使う際には,以下を引用するよう書かれています.