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2024.2.6



ばたばたとしていたけれど、やっと落ち着いたので先日拾った枯れ紫陽花を。
ゆっくり温泉に浸かって自分の思考が少しクリアになった晴れの日。

ガクの部分がひとつだけ残っている姿になんだか惹かれて手に取った。

枯れた紫陽花ってなんだか縁起が良くないかなと思いつつ、ひとつだけ残った装飾花に「わたしはわたしでいるんだ」という凛とした力強さを感じた。

話は変わりますが、2024年は『愛する』ということを今までより大切に、そして深く向き合っていく年にしたいと思ったので目標にしています。

わたしの『愛する』とは、自分自身や隣にいてくれる恋人、友達、家族、わたしの場合は仕事でみている子どもたちも含まれるし、シャッターを切りたくなるような日々の一瞬一瞬のことも含めてます。
愛って誰もが生まれながらにできることではないし、なかなかにやっかいで深くて難しく切なくあたたかい。
日々を大切に過ごしながら、長い時間をかけて丁寧に向き合っていくものなのだなと痛感します。

今年で28歳(28..!)になりますが、今もまわりにいてくれる人というのはそれなりに自分で考えて選択してきたわけで、さよならのないさよならをしてきた人たちもたくさんいる。だからこそ今となりにいてくれる人たちも、いつかさよならをする日がくるかもしれないから、なるべくそうならないようにと願いながら、いつかの未来、後悔で立てなくならないように大切にしたいなと思うのです。

写真も今までと変わらず、「なんの写真?」「なんでこんなところ撮るの?」と色々思われようと、私が愛しいと思った瞬間を私のペースで残していきたいと思います。
2023年の私にしか見つけられなかった、撮れなかったものがあるように、今年の私だからこそ見つけられる、撮ろうと思える瞬間たちにたくさん出会えると思うから。

そして今年も、写真にかぎらず私の手から作り出す様々なものも記録できたらなぁと思っています。
私は私の写真や作品が大好きなので。
私が何か"つくる"のは、呼吸と同じ。できないと、息苦しくなって溺れてしまう。まずは自分の時間を大切に、丁寧に愛していきたい。

昨年購入したものの、なんとなく開けずにいたエーリッヒフロムの『愛するということ』を、今年こそは1ページずつ丁寧に読み進めたいと思います。


最後に、この文章をここまで読んでくれたあなたも、ご自愛のうえ、よき一年となりますように。




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