「アフター」に行かない理由
コスプレ界隈には撮影終了後に参加者が打ち上げに行く風習がある。これがアフターという名で呼ばれている。会場は撮影スタジオのそばにあるファミレスなどが選ばれがち。食事しながらその日の撮影内容や元となる作品について話したり、次の撮影の企画相談やスケジュール調整をする時間として過ごすことが多い。
強制力があるイベントではないので、行きたい人だけで行き、帰りたい人は帰ればいいのだけど、ネット上ではそのあり方をめぐって学級会が開かれることも少なくない。若い女性レイヤーさんのグループ(場合によっては一人)におっさんが紛れ込むという奇妙な座組になることが多いので、判断が分かれるところではあるそれはそう。なので参加するしないについては各人で考えて好きに行動してください以上!
これで基本的に話は終わるんだけど、じゃあこのnote書いてる中年男性カメラマンとしてお前はどう考えてるんだということを以下に書きます。別にこれが正解とも思ってないけど、自分はこうしてますって話。
おれ自身はアフターに行くこともあるし行かないこともある。ただ、誘われても遠慮する方が多い。だって自分が若かった頃を思えば、よく知らない年上のおっさんと一緒に飯を食いたいとは到底思えなかったから。どう考えても打ち上げをするなら気兼ねなく若い人同士だけで盛り上がっていただいたほうがいいでしょう。個撮の場合はなおのことなので、率先してこちらから「アフターは無しにしましょう」と仕切りがち。
そもそも自分が晩酌を欠かさないタイプの飲んべなので、撮影のあとすぐに酒が飲みたいという事情もある。いやアフターの会場がサイゼリヤとかなら飲めはするけど、最近の若い人は飲まない人が多いので、レイヤーさんたちがソフドリを頼む中、カメラマンのおっさんが一人淡々とマグナムを枯らすのも気が引ける。だったら一人で飲みに行くよ。
逆に言うと、酒を飲むのが好きな方や、ある程度付き合いが長いレイヤーさんが多く参加する併せのアフターにはお邪魔している。
あと、個撮の場合でも、撮影と関係なく普段から一緒に飲みに行ったりしているレイヤーさんの場合なら行きつけの店とかにそのまま流れたりもする。
要は、仲良くなってる人同士なら、一日撮影で共同作業した後で食事に行くのも普通だけど、初対面だったりそこまでの関係性じゃなければ行かないことがあるのも普通でしょってこと。
だって、会社で一緒に仕事している人なら飲むとき必ず全員で行くかって言ったらそうじゃないでしょ。まずは気のおけない同期とか、立場は違えどウマが合う人に絞られるでしょ。これが全員強制参加の忘年会みたいなイベントになっちゃうとお互い気を遣うことも多いじゃん。アフターも同じだと思うんだけどな。
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