初めてサケラバに行った話
皆さん日本酒はお好きですか。私は大好きです。JR神田駅前には、3,500円払うと時間無制限で60~100銘柄の日本酒がセルフで飲み放題できる店があります。それがサケラバです。以前から気になっていたのですが、このほど同行者が見つかったので行ってきました。このnoteではハブの女でおなじみKさんです。また飲みに行ったのか、仲良いな君たち。
Kさんと揃って18:30頃に入店。金曜日だったけどこの時点では、まだ他の客はいなかった。人が居ない店内はこんな感じ。
初めての利用なので店長さんからお店のルールを伺う。詳細は公式サイトの通りなのでここではポイントだけメモ。
営業時間(17:30-22:30)は、出入り自由で飲み放題
日本酒は自分で冷蔵庫から取り出しお猪口に注いで飲む
フードは無いので持ち込みが必須。同じビルの飲み屋で調達もできる
調理器具や食器、調味料は提供している
ルールを把握すればあとは飲むだけ。早速冷蔵庫から日本酒を取り出してお猪口に注ぐ。なお、酒瓶は自席まで持ってくるよりも、冷蔵庫前の棚で注いだ方が捗るのでおすすめ。一杯目はシン・タカチヨ<知>を。初めて飲んだけど、食前酒的テイストだったので選択は間違ってなかった。甘くてスッキリ邪魔にならないねいいね。
我々が準備したフードですが、まずKさんが買ってきてくれたじゃこ天(新橋で揚げたてを調達したそう)に加えて、おれはにぎり寿司を。
日本酒飲み放題のスタートにあたって万全と言える布陣である。
せっかくの飲み放題。知らない酒もたくさんならそっちを試すべきなのに、ついつい好きな酒にも手が出てしまう。そんな一杯がこちら。栃木県の名酒、鳳凰美田です。たまんねーなおい。
飲み始めてしばらくすると次々と客が入ってきた。そうですよね、みなさん飲むって言ったら19時くらいからですよね。我々がフライングしたねてへ。客層としてはグループが多いけど、お一人様客も普通にいる。日本酒好きの確信犯だけしか集まっていない一体感が心地よい。
そしてここでフードにKさんが持ち込んだ充実のおつまみセットを展開。優勝確定である。
おれたちの隣のテーブルにもお客さんが到着。ワンピースを着た可愛い系女子が一人で座って人待ち顔。”彼氏さん待ちかな?来るまで飲まないのかな?”と勝手な妄想をしてたら、おもむろにバッグからスーパーで買ったと思しき刺身のサクを取り出し、店に備えてある包丁とまな板を持ってくると慣れた手付きで切り始めた、マジかと思わずびっくりしてKさんと目を合わせる。ハマチの刺身が出来上がると、今度はタコのパックを取り出して切り始めていた。いやすごい店だなここ。
ちなみに遅れてカノジョの前に座ったのは男性ではなくまた若い女性だった。Kさんがさっそくナンパを始める。ご機嫌でセクハラしながら「わたしは女だからこういうことができる!いいだろ!」とおれに向かってドヤ顔。はいはい酔っ払ってきたなおねーさん。素敵女子お二人から刺身のご相伴にあずかったので、お礼に「ベビーホタテの醤油漬け」を袋ごと献上するなどした。ごめんね弊社メンバーがセクハラして。
酒が進むについておれとKさんは高まり
「この店はいい店!」「そうだ!」
「もっと課金しよう!」「しよう!」
という見解に至ったのだが、この店には飲み放題である上にフードメニューがないので課金先が乏しい。
「いっそ机の下に1000円隠すべきでは?」「それ忘れ物と思われるだけだよ!」
合法的な追加チャージ手段が、飲み放題対象外のプレミア日本酒くらいなのだけど、それですら上記の値段表の通りである。いやほぼ原価じゃないですかこれ?!おれたちザルからすれば実質無料ですよ?!としか言いようが無いのだけど、他に売上を立てる手段もないので最後はひたすらここに課金を続けた。いやあどれも旨かった、当たり前だろ。
しかも、である。20:30を過ぎるとメガホンを握った店長さんから案内があり、上の写真のようなプレミア日本酒ですら、SNSに #サケラバ のハッシュタグ付きで投稿する協力をすることで無課金で一杯飲めるのである。ええっ、この店なんで維持できてるんですか私にはわかりません。なんとかなれーッ!!
3時間ほど日本酒を浴びるように飲み、最後に辛口の酒で舌を〆てサケラバをあとにした。帰り際にKさんがパリピな若者たちに捕まって楽しそうにしてたのも良かった。いや、日本酒の品揃えはもちろん、店長さんや集うお客さんの雰囲気も良く最高の夜でした。また必ず行きます。ありがとうございました!
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