インターネットバンキングが使えてよかったと感じた日
7月上旬の豪雨では全国的に大きな被害が出た。鹿児島もひどい降りだったが、私の住む地域ではさいわい、被害はなかった。
何かできることは、と考えたときに寄付は気軽にできる支援だ。個人の送る支援物資は仕分け作業が被災地に負担をかけると知り、選択肢から外した。
あまたある募金の呼びかけを新聞紙上やテレビで見ていたら、どれを選ぶべきか迷う。そのとき、ある考えが思い浮かんだ。
事業用の口座と同じ銀行に口座を開設しているところに寄付しよう。
インターネットバンキングを使えば手数料も安くすむし、この炎天下の中、銀行や郵便局に足を運ばなくていい。地元銀行のネットバンキングは手続きが面倒なのと、通帳が使えなくなること、月額手数料がいるとのことでいまだに申し込みしていない(というかするつもりがない)。だから、事業用の口座から寄付することになった。
地元のテレビ局が呼びかけている系列局の災害募金のなかに、事業用の口座と同じ銀行を振込先にしているものを見つけた。スマホから、即座に義援金を送る。一分くらいしかかからない。どこに寄付するかを調べる過程で、義援金と支援金の違いも知ることができた。
インターネットバンキングは事業用口座をつくったときに自動的についてきたため、自分の希望でつけた機能ではない。今日はこの機能があってよかったと、はじめて感じた日だった。
寄付は思い立った日にサッとするのが一番いい。支援金より、義援金は行きわたるのに時間がかかるらしいが、直接被災者の方々に届くとのこと。少しだけれども、いつかどなたかのお役に立つことを願っています。