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プリンが食べれて幸せ

11月18日(月)
朝、目が覚める。小鳥の歌声が聞こえる。うっとり。朝から幸せ。

昨日の疲れは残っていない。むくりと起き上がる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
風が強い。びゅうびゅう吹いている。

ウーちゃんとルーちゃんに冷凍アカムシをあげる。ばくっと食べる。
水槽の水を換える。

修一郎の食事をお弁当仕立てにして ふたつ作っておく。

絵本の作画をする。

両親に電話をして、
「もうお芋がなくなりそう。」と、おねだりをする。

忙しかったり、おいしかったりで、お芋ばかり食べていたらあっという間に無くなってしまった。この前送ってもらったばかりなのに。次は大事に食べよう。

午後、ごはんさんと こもれびの森へ しゅっぱーつ!

到着すると、また銀杏の絨毯ができていた。
朝の風で ぽとぽとおっこちたんだろう。
昨日バケツ5杯分拾ったのに。

Oさんたちがいた。
83歳のSさんがお話を始めた。
とても興味深い話。悠久の時を感じる。ロマンがある。ユーモアもある。優しい笑顔。お話の途中で、

「もっと話していいですか?」と聞かれる。

「もちろん。」と、私。話は続く。

楽しいけれど、このままでは果てしなく続きそうだ。

その間、ごはんさんは テキパキ仕事をしている。
ごはんさんが声をかけてくれて一旦お話は切り上げられる。

ごはんさんも私も お昼ご飯を食べていなかったので、昨日行った天ぷら屋さんへ今日も行く。お昼ご飯と夕ご飯の間の時間。

今日も同じメニューを注文し、

「幸せ。」
「おいしい。」を同じように何度も言う。

食べ終わる頃、店長さんがキョロキョロしながらこちらへやってきた。
そして、領収書を渡してくれた。お会計を先に済ませるシステムなのだ。領収書をもらい忘れていたようだ。領収書を受け取り、

「おいしい。」と言って、思わず顔がほころんだ。

すると、いつも真剣な顔をしている店長さんが笑顔になった。そして、もごもごと

「ありがとうございます。」と言ってくれた。なんだかうれしかった。

お店を出て、こもれびの森へ戻る。

今日で一大行事は終了。
熱いコーヒーとほうじ茶を淹れて配る。いろいろあったけれど、ともかく無事に終わりそうで ほっとする。

帰り際もSさんは冗談ばかり言っていたのでゲラゲラ笑う。
何度かお会いしているが、こんなに楽しい人だったなんて知らなかった。
ずっとずっと元気でいてほしいなぁと、思った。

帰り道、ごはんさんが おもしろいことを言うのでまたゲラゲラ笑った。笑ってばかりだ。みんな あたまがやわらかいなぁ。

いつものお店に寄り、お買い物をして帰路に着く。

夜、地元にある人気のお店 ”ひまわりキッチン” が、プリンの販売を始めたことを知る。ときめく。

ひまわりキッチンは、知人の良平さんがオーナーだ。
ピザとフルーツサンドのテイクアウトのお店。ものすごくおいしい。他にもジラソーレというイタリア料理のレストランも経営している。こちらのお料理も絶品だ。

その良平さんが作ったプリンなら、ものすごくおいしいにちがいない。胸が高鳴る。

シンプルな材料で作られたプリンは私が食べれる数少ないおやつ。

バニラビーンズが入っていると食べれない。良平さんに聞いてみた。すると、

「バニラビーンズは入っていないけれど、バニラエッセンスは入っています。入れない方がよければバニラエッセンスなしでも作りますよ。」と言ってくれた。

天使がラッパを吹きながら私のまわりを くるくる回った。小人さんたちが手をつなぎ踊りながら私の足元をくるくる回った。

バニラビーンズはダメだけれど、バニラエッセンスは大丈夫だ。面倒臭いアレルギーなのだ。

今度買いに行こう。ウキウキする。

子供の頃、テーブルくらい大きなプリンを食べるのが夢だった。いまはそんなに大きなプリンは食べれないが、プリンが食べれて幸せだ。

夜、庭に出る。
もこもこした雲がドラマチックに流れている。きれいでしばらく眺める。

夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

注文分の絵本を梱包する。

Rさんからメールが来ていた。笑ってしまった。
11月16日は「いいいろ塗装の日」だと新聞に書いていたらしい。

全く知らなかったが、それで 最近むくむくと車を塗装する気になったのだろうか?

これから眠くなるまで絵本の作画をしよう。

今日もいい一日だった。

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