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いつも不思議に思う

10月8日(火)
朝、アラームが鳴る前に目が覚める。ごろごろする。あー、きもちいいなぁ。むくりと起き上がる。寒い。カーデガンを羽織る。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。

ちょうど にりんさんがゴールデンレトリバーのアランくんと歩いてきた。

「おはようございます!」と、あいさつをする。

ウッホウッホと元気なアランくん。
笑顔で手を上げた にりんさんは半袖半ズボンだった。元気だなぁ。ぶるっ。

ウーちゃんとルーちゃんにエサを控えめにあげる。

ウーパールーパーは大人になると食事は3日に1回くらいでいいと書いてある。でも、つぶらな瞳でみつめられるとあげずにいられない。なので控えめに毎日あげることにする。

修一郎の食事をお弁当仕立てにして ふたつ作っておく。

絵本のラフを描く。

母から電話。
昨日の日記で、私が栗の皮剥きに苦労していることを知って、楽に剥ける方法を教えてくれた。次に栗の皮を剥くときはこの方法を使おう。

ピンポーン。
チャイムが鳴った。母との電話を切って玄関に行く。ガラッと戸を開けると満面の笑みの灯油屋さんが立っていた。

「やっと寒くなってきましたね〜。」

3缶入れてもらう。
奥さんが玄関に飾っている木彫りの亀を見て、

「可愛い〜。」と言いながら頭を撫でた。義理父が彫った亀だ。

「私も編み物とか手芸が好きなんですよ。独学だけど。」と言って、奥さんがパンダ柄のショルダーバッグを ほいと上げて見せてくれた。

すごく可愛い。便利そうだし、縫製も丁寧だ。

「すっごくすっごく可愛いですね!」と手を叩く。

「自分で作ると300円くらいで作れるよ。」と、誇らしげな奥さん。すごいなぁ。

今日はリレーセンターに行ってみようと思っている。

ごはんさんは忙しい中、ご友人からの頼まれごとを率先してあげたり、しょっちゅう私の頼みごとをきいてくれて大変だ。自分で運べるものは なるべく自分で運んでみようと思った。

それに、ぜんぶお願いすると 2回行かなくてはいけなくなるだろう。先日からの模様替えで置き場の無くなった物たちはそれくらい多いのだ。

重いものは運べないので、自分で運べるものを車に積んでゆく。うんしょ、うんしょ。マーチがいっぱいになった。

リレーセンターへ しゅっぱーつ!

初めての場所。ナビの説明を聞きながら、なんとか迷わずに到着。

どうしたらいいのかさっぱり分からない。ドキドキ。
ともかく進む。人がいるたびに「初めてなんです」と言う。みんな親切に丁寧に教えてくれた。

壊れたスーツケース、スノコとその台、すだれ、小さなテーブルの天板、そして、あるものの扉。

車から降りると係りの人が荷物を下ろすのを手伝ってくれた。

「木製のものや木は向こう側に置きます。ええっと、これは、スーツケースですね。これはスノコ、これは…」

下から出てきた あるものの扉を見て無言になった。手が止まっている。

「これ、木製です。」と、私。

「ですね。じゃ、あっちで。」と、係りの人。

みんなで分けて運んでくれた。
動きが きびきびしていて親切だ。

無事下ろし終え、受付で清算をする。
受付の人とやり取りをしていると、なぜか受付の女性が大笑いをした。何もおもしろいことは言っていない。帰るとき、

「大丈夫?大丈夫?」と、笑いながら気遣ってくれる。

何を心配してくれているんだろう。全く大丈夫だ。健康で幸せだ。

「はい、大丈夫です。」と言って車に乗り込む。

ひとりで行動すると こういうことがよくある。外国に行ってもそうだ。
とても不思議なのだけれど、みんな楽しそうだから まぁいいか。と、いつも思う。

「マーチ、最後のお仕事になったね。ありがとう。」と声をかける。

明日、シエンタが届いてマーチが引き取られるのだ。

せっせと庭仕事をする。雨上がりの庭仕事は はかどる。可愛い小鳥の声、まろやかな鳩の声。うっとり。平和だ。

蚊に刺されたので家に入り栗の皮を剥く。

さつまいもを みっつオーブンに入れて焼き芋にする。とても甘いいい香り。ほくほくして本当においしかった。

夕方、アットホームはりきゅう ひの の日野先生がみえた。

鍼を刺してもらう。

「栗の皮剥きすぎて右腕が痛いよぉ。」と、弱音を吐いてみる。

クスッと笑っていた。でもちゃんと処置してくれた。

ごはんさんがお仕事帰りに今日も栗を拾ってきてくれた。つやつやまるまるしている。頭のぴょんとした先っぽが可愛い。

絵本のラフを描く。

夜、庭に出る。
ひんやりしている。小さな星たちがキラキラ瞬いていた。可愛い。久しぶりに会えたような気がする。うれしい。とてもうれしい。星たちに手を振る。

夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

今日もいい一日だった。


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