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おっさんだけど、仕事辞めて北海道をチャリ旅するよ\(^o^)/ Vol.08 悪癖

2024 0627 Thu
 
安西先生…! 寿司じゃなくて、カツ丼とざる蕎麦セットが喰いたいです……。
 
わたしは食い意地が張っています。…昔からです。
思春期に差し掛かる頃にはもう、気付いていました。
“ああ、自分は大食いなんだ” と…。
いくら喰っても腹一杯にならない。だから、余計に食い物に執着する。実家に住んでいたころは、飯が無くなったらご馳走様。独り暮らしを始めてからは、カネが無いからご馳走様。飯を山のように炊き、100円の餃子とシュウマイを醤油の海に漬け込み、それを一日交代でおかずにして喰っていました。そんな感じですから、常にハングリーなわけですね、実際に、いろんな意味で。
“旨いもんを腹一杯食いたい”

食い意地は張っていますが、喰うものはこだわりません。どうせなに喰っても旨いんですから。それよりも喰うシチュエーションのほうが大事ですね、わたしにとっては。


いえ、わたしの言う旨いものなんて、たかが知れているんですよ。唐揚げ定食とか、とんかつ定食とか、カツカレーとか、ラーメンライスとか、そういう類の飯で充分なのです。しかも、要は腹が膨れりゃそれでいいのです。だから、たとえば唐揚げ定食なら、
「3人前喰わせろ!」
じゃないのです。
「1人前でいいから飯お代わりし放題にしろ!」
こういうことなのです。
そんなわたしは、好物を聞かれたとき、こう答えていました。
「寿司と焼肉!」
…正直に言いますが、どちらもほとんど喰ったことがありません。だって、お高いんですもの…。しかしながら、高価が故に、ほとんど喰ったことがない故に、寿司と焼肉への執着は消えることはありませんでした。

ホント、マジで、食い物の写真ってほとんどないんですよね。だいたい、そんな習慣なかったし。なんだったら、そういうのって良くない行為とされていましたからね、少し前まで。


そして、わたしはおっさんになりました。
有り難いことに、加齢につれ、食欲は少しずつ減ってきています。しかし…! 食い意地は、なかなかに直らないのです。ふとした拍子に、それは表に顔を出します。
たとえばポテトチップス。正直言って、もうそんなに欲しくないし、喰っても旨いと感じないのです。しかし、つい買ってしまう。しかも、55gとか普通のサイズじゃなくて、160gとかの一番デカいヤツを2つも。買ったからには喰ってしまう、もちろん一気に。
たとえばハンバーガー。1つ喰ったら、余計に腹が減るのです。2つ3つ4つ、おまけにポテトにナゲットも…。こういうことがわかり切っているので、ハンバーガーを喰ときは必ず持ち帰りにします。だって、お店でこんだけ喰ってたら恥ずかしいじゃないですか…。

こと蕎麦に限り、途端に鬼になる。そんなわたしがおススメの店は、南魚沼の『そば処 薬師』。蕎麦はもちろん天ぷらも蕎麦湯も旨い。平日にもかかわらず、遠方からの客も多いです。


今回、能登半島でボランティアをすると決めたとき、もう1つ決めたことがありました。
“ボランティアが終わった後、能登で腹一杯寿司を喰う”
能登といえば新鮮な魚介類! 自分へのご褒美の意味も込めて、ここは景気よくカネを使おう! そう考えていたのです。
しかし、ボランティアは首尾よく終えることができたものの、わたしの知る限り、能登ではまだそんなに漁業が再開できていないのです。そこで、能登から北陸に、範囲を広げました。新潟の柏崎で、お目当ての寿司屋 (クルクルですが) が臨時休業。南魚沼市で、そのときは来ました。Google mapで良さげな寿司屋 (クルクルですが) を発見し、入店。さあ腹一杯喰おうと意気込んだものの、冒頭のセリフにつながるわけです。

こんなとこで喰えば、なんだって旨いんですよ、飯なんて。


正直言って、魚介類って腹一杯食うものじゃないんですよね、わたしにとって。日本酒でも吞みながらちょこちょこっとつまんで、天ぷら喰って茶碗蒸し喰って、それで腹七分目でご馳走様。それくらいが一番良い塩梅だと思うんですよ。でも、悲しいかな、わたしはチャリ漕ぎ。しかも食い意地が張っている。腹一杯喰いたいのですよ。そんで、腹一杯喰うには、やっぱり温かいご飯が都合良いのです。しかもいまのわたしには塩分が必要ですからね。つまり、現状の最適解は、“カツ丼とざる蕎麦セット”と相なるわけですな。
 
もう一度言いますよ。
「お寿司より、焼肉より、カツ丼とざる蕎麦セットが好き!」

カツ丼とざるそばセット大盛1200円。こういうのがお好みですし、これ以上なんてないんですよね、わたしにとっては。タメを張るとしたら、讃岐あたりのうどん屋とかかな。


 

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