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CASE1(HSP/企業カウンセリング)


特性の多様化

ADHD(注意欠如・多動症)などの発達障害や最近SNSなどでも目にするAD(アダルトチルドレン)HPS(Highly Sensitive Person)特性と呼ばれる性質が混在してきています。
しっかりと区別をするべきだとは思いませんが、個々によって対応が変わってくるのは確かです。
サポーター側はその違いを理解していなければならないし、クライエント側も自分の症状や生きづらさを「特性のせいだ」「疾患のせいだ」と決めつけず自分なりの生きやすさを見つけていくことが必要になってくると思います。

CASE1
「私はHSPなんです」

会社訪問でのカウンセリングでクライエントにこんなお話をされたことがあります。

CL情報 25歳女性 一般企業で総合事務を正社員で勤務中。
両親と大学生の弟(21)と同居中。

CL:SNSでHSPの特性を見ていると、ほとんどが当てはまっているんです。だから私はいろんなことが気になるんだなって思って・・・
職場で苦手な人がいて・・・人間関係がうまく出来ないんです。同僚に1度仕事のことで注意を受けたことがあるんですが、ちょっとしたミスなんですが同僚に指摘されたことが恥ずかしくて、そのあとから同僚と話すのがなんだか怖いっていうか・・・
SNSとか見ていたらHSPのことが載っていて「これ私のことだ」と思ったんです。ADHDの先輩は会社から配慮があるんです。ちゃんとしたカウンセラーさんに私がHSPだと言ってもらえれば、会社側に「HSPなんだから仕方ないでしょ」と思ってもらえるかな。そうしたらがんばって人に合わせたりしなくていいかなぁと。

どう対応したか?私はどう考えたか?

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