見出し画像

私の課題と乗り越え方



たくさんの壁


メンタルヘルスが阻害されている方のお話を聞いて、気持ちが軽くなるように。少しでも生きやすくなるように。思考の塊を取り除けるように。などいろいろな目標を持って接するわけだが(もちろん個別に目標設定はしてある)毎回のセッションでそれがうまく流れるわけではない。
私の前には多くの壁がその都度出現している。

言葉の選び方

セッション中にはどの言葉を選ぶのがいいのか?これは私の頭を悩ませる1つだ。
否定せず、肯定せず、しかし考えることを促す言葉。こんな場合が自分自身が言葉に詰まってしまう場合。そしてこれはセッション後の自己振り返り中にも考え込んでしまうことも多い。

信頼関係の構築

カウンセリングには信頼関係が必須となる。クライエントの精神面を加味しても、私に不信感を持たれていては話をしてくれなかったり、セッション自体を無意味なものだと思われることもある。
そしてさらに注意すべきなのが、積み重ねてきた信頼関係はすぐに崩れる可能性があるということ。

空間作り

カウンセリングの場というのは、クライエントが心地よく過ごす場ではないと思っている。セッションの内容や状況では気持ちが安定せず苦しい思いをさせてしまう場になってしまうこともある。しかし、クライエントにとって安全で安心な場ではなくてはならない。
そのセッションがクライエントにとって心地よくない場であったとき、それでもここは安全なのだと。私は変わらずここにいるのだと示したいが、それもまた私にとって大きな壁でもある。

支援に集中しすぎてしまう

お話を聞かせてもらいながら、自分の予定としていなかった方向へ流れてしまったとき、支援への道の再建策を脳内ですることがある。
これは思考に偏ってしまいあとで穴の中に入りたくなるようなことがある。

壁はそこらへんにある

セッション後、自分の反省点や方向性の再確認。クライエントとの関わりなどを振り返る。そして毎回壁にぶつかっている。
この仕事は向いていないのだろうか?と思う日々だ。
今はピンボールのようにあちこちに跳ね返り「壁を越えた!!」と思えることも少ないが、同僚やSVの力を借りて今は超えられなくとも跳ね返って勢いをつけている期間だと。そのうち超えて新たな壁にあたるのを楽しもう。
これが私の壁の超え方だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?