たにしマン

29歳サラリーマン。社会人7年目、筋トレ歴14年目。筋トレをライフワークとし、資産運用…

たにしマン

29歳サラリーマン。社会人7年目、筋トレ歴14年目。筋トレをライフワークとし、資産運用で1億円を目標にしています。Twitter、ブログ、YouTubeで毎日の積み重ねを記録中です。 https://millionworkout.com

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noteに出会った日

25歳になって、最近ようやく読書の大切さを感じ始めました。家でも小学校でも中学でも高校でも会社でも、たくさん本を読めと言われてきましたが、面倒なので読んできませんでした。 平成から令和に変わるころ、金融庁の2000万円問題が話題になりました。金融関係の仕事をしていることもあって、金融リテラシーがやや高い私は1億円貯めることを思いつきました。途端、本が必要になりました。 しかし、本を買うのはもったいない、図書館は新書が少ないなどの理由から本屋で立読みするのがもっとも効率的だ

    • 30歳サラリーマンの読書記録 #258|少女

      おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 湊かなえさんの小説です。 図書館にて未読の湊かなえ作品を発見したので、迷わず貸出カウンターへ。 女子高生二人の夏休みをそれぞれの視点から交互に描きます。と書くと青春小説っぽいですが、湊かなえさんなのでそんなはずもなく、死をテーマにしたミステリーとなっています。 本当はどう思われているか。あの子は私のことをこんな風に思っているに違いない。そんなことばかり考えているお年頃にとって、他人からの評価はとても

      • 30歳サラリーマンの読書記録 #257|火花

        おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 又吉さんの芥川賞受賞作です。 若手芸人の10年間のお話です。 リスクを取って戦う姿は派手でカッコよく見えます。が、根本の部分はコツコツ地道に積み重ねる作業に変わりありません。 お笑い芸人は分かりやすいですが、サラリーマンや専業主婦(夫)として生きるとしてもリスクを取っていないことにはなりません。 なぜ生きていくのかという問いに対して自分なりの答えを持つためには、先が見えない不安の中でも、今やるべき

        • 30歳サラリーマンの読書記録 #256|イノセント・デイズ

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 早見和真さんの小説です。 『店長がバカすぎて』が良かったので、違う作品も読んでみました。 死刑確定囚の生い立ちと真実を第三者からの視点で描きます。 久しぶりに読む手が止まらなくなりました。 自分にとっての正義を貫くことは、誰かにとっての正義を破壊することかもしれないなと思いました。 誰かに必要とされることが生きる意味だと信じながらも、必要としてくれたその人に捨てられる怖さから生きることから逃げるそ

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          30歳サラリーマンの読書記録 #255|店長がバカすぎて

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 早見和真さんの小説です。 書店員の私とバカすぎる店長のコメディです。 物語にもいろいろな種類がありますが、たとえば本作のように”書店員”という実在の職業がフォーカスされている作品を読むことで、その仕事内容をしったりお客さんとしての視点以外から大変さを理解したりできます。 その意味で、物語に触れることは様々な視点や気づきをもたらしてくれるものでもあります。 自分が見ているのは世界はほんの一部であり、ま

          30歳サラリーマンの読書記録 #255|店長がバカすぎて

          30歳サラリーマンの読書記録 #254|アイビー・ハウス

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 原田ひ香さんの小説です。 お金から自由になるためには、お金に真剣に向き合わなければなりません。 お金を使わない生活を会得するか、いくら使ってもなくならないほどお金を確保するか。 どちらも時間がかかることなので、人生の大半はお金と上手に付き合っていかなかければなりません。 だからこそ、”自由”に向かって進んでいる感覚が必要です。お金を貯めたり運用したりするのは、ゴールに近づいていることを確認して心の

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          30歳サラリーマンの読書記録 #253|山に抱かれた家

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 はらだみずきさんの小説です。 「海が見える家」シリーズの最新作です。 主人公が山暮らしを始めるにあたり、地元のおじいさんからもらう言葉です。 学校では自然と人工は対義語として習いますが、人間の傲慢さが表れているように思います。自然と人間は対等ではなく、人間はあくまでも自然の一部です。 人間の力だけで世界をコントロールしようとするのもコントロールできると思うのもやめた方がいいかもしれません。 持続可

          30歳サラリーマンの読書記録 #253|山に抱かれた家

          30歳サラリーマンの読書記録 #252|母性

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 湊かなえさんの小説です。 映画化もされているようです。 文庫の最後についている解説の一文です。 母と娘が互いに相手が自分に対してどんな感情をいただいているのかを一生懸命に考えながらもすれ違ってしまう一方、男はそもそも自分のことしか考えていない。 そして、自分がどう思っているかを相手も当然分かっているだろうと考え、相手がどう思っているかは考えようとはしない。 自分に集中していると言えば聞こえが良いか

          30歳サラリーマンの読書記録 #252|母性

          30歳サラリーマンの読書記録 #251|ニュータウンは黄昏れて

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 垣谷美雨さんの小説です。 バブル絶頂期に郊外の団地を買い、バブル崩壊とともに資産価値の激減した持ち家と住宅ローンを抱える主人公とその娘のお話です。 バブルが崩壊するなんて当時に人には予想もつかなかったでしょうし、住宅の価値はどうせ上がるのだからとりあえず買うという常識を信じてしまうのは自然なことかもしれません。 家を買うにしても、賃貸同様、家自体の資産価値はあまりあてにしない方が堅実に生きれそうです

          30歳サラリーマンの読書記録 #251|ニュータウンは黄昏れて

          30歳サラリーマンの読書記録 #250|心理的安全性のつくりかた

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 石井遼介さんのビジネス書です。 久しぶりに小説以外に触れました。 これはとても共感できます。 特に自分でコントロールできないことについては早々に諦めて、自分のコントロールできる範囲のことに集中することが大切だと思います。 他人にどうにかしてもらおうと躍起になる人をよく見かけますが、そうしている間に自分で行動した方が何らかの結果を得られるのではないでしょうか。 もっと給料を上げろとか、税金下げろとか

          30歳サラリーマンの読書記録 #250|心理的安全性のつくりかた

          29歳サラリーマンの読書記録 #249|何様ですか?

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 枝松蛍さんの小説です。 このミステリーがすごい大賞受賞作です。 普段あたりまえにあるものより、たまに目立つものの方に気を取られがちです。 失ってはじめてその輝きを理解することもよくあります。 人気絶頂でマイクをおいたり亡くなったりすると長く伝説として語り継がれるみたいなことでしょうか。 せめて自分がいなくなったことには気がつかれるような存在でありたいです。 以上です。 今週もありがとうございまし

          29歳サラリーマンの読書記録 #249|何様ですか?

          29歳サラリーマンの読書記録 #248|世にも奇妙な君物語

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 朝井リョウさんの小説です。 舞台の主役を決める最終オーディションのお話です。 主役が主役でいられるのは、脇役のお陰です。物語をさりげなく進めているのは脇役たちだからです。 自分の人生においての主役は自分だと思いますが、自分が自分の物語に集中するためには、脇役のみなさんのお膳だてが必要不可欠です。自分一人では物語は進みません。 周りの人間への配慮、感謝ができることが主役としての素質なのかもしれません

          29歳サラリーマンの読書記録 #248|世にも奇妙な君物語

          29歳サラリーマンの読書記録 #247|ゴールド・フィッシュ

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 森絵都さんの小説です。 私も長いこと金魚を飼っていましたが、たしかにずっと見ていられますね。 人工的なものに囲まれるよりも自然の中にいた方が心が安らぐのは動物の本能なのかもしれません。 こころが疲れたと思ったら、いや、そう思う前に生き物を周りに置いておくのが良いと思います。 生き物と言っても人間は自分の思い通りに動くとは限らないので、植物や金魚が最適でしょう。 以上です。 今週もありがとうござい

          29歳サラリーマンの読書記録 #247|ゴールド・フィッシュ

          29歳サラリーマンの読書記録 #246|境遇

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 湊かなえさんの小説です。 他人とつながりたいと思うのは孤独だからで、一人になりたいと思うのは満たされ過ぎているからなのかもしれません。 社会権と自由権。文明誕生以来、人は相反する二つのことを求め続けてきました。 すなわち、構ってほしいという願望と、放っておいてほしいという願望です。 孤独な人間同士がつながりを求めて現代のようなグローバル社会を生み出したのだとすれば、孤独は経済成長の最大のエンジンか

          29歳サラリーマンの読書記録 #246|境遇

          29歳サラリーマンの読書記録 #245|その日暮らし

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 森まゆみさんのエッセイです。 見知らぬ人との距離感は国によって違うイメージがあります。 日本はどちらかというと、自分も我慢しているのだからお前も我慢しろスタンスのことが多い気がします。 欧米人はお互いに自由で寛容なイメージです。ただ、結局は人種関係なく、人によることだとは思いますが。 人に迷惑をかけてはいけないと教え込まれると、自分が他人に迷惑をかけていないかということよりも、他人に自分が迷惑をか

          29歳サラリーマンの読書記録 #245|その日暮らし

          29歳サラリーマンの読書記録 #244|星の子

          おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 今村夏子さんの小説です。 芦田愛菜主演で映画化もされています。 新興宗教2世の中学生が主人公です。 自分の常識と世間の常識がずれていることを認識し始めたとき、人は何を感じるのでしょうか。 自分がおかしいと思うのか、みんながおかしいと思うのか。 宗教は分かりやすい例だとしても、子供にとって絶対的な正義である親が実は変な人(変わったところがある)かもしれないと思うことは誰にでもあると思います。 親も一

          29歳サラリーマンの読書記録 #244|星の子