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強度のある批評

上記の記事は、noteのトップ画面でおすすめに入ってきたので読んだ。 この記事を批評する。 価値を創造することが批評のことだと定義しているがその理由が特に書かれていない。そして唐突に述べられる「強度のある批評」が何なのかが判らない。更に批評の原理という一文の後「二十歳のエチュード」の引用文。当記事の筆者が考える「批評の原理」として挙げたと推測するが本文から読み取れるのは、批評"することは"自己の許容に等しいとなにやら説明していることであって、当記事の筆者の示した「批評の原理

    • なぜ働くと本が読めなくなるのか

      雑誌プレジデント 2024年8/30号にて「特別対談 古市憲寿×三宅香帆」を読んだことについて触れる。「なぜ働くと本が読めなくなるのか」 記事の"小見出し"ずつ、気になったことを書く。 ※この雑誌記事では「なぜ働くと本が読めなくなるのか」というタイトルになっています。私の書き間違いではありません。 「読みたいのに読めない」で、みんな困っていた。 古市氏が「読めなかったのは勤務先のせいですか。長時間労働を強いるような会社だった?」と質問をしたところ三宅氏は「いえ残業は2

      • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

        明治時代から現代までの間、市民にどのような読書需給があったのか、マクロ的に順を追って「労働史/読書史」として説明している。それは販促戦略の歴史でありなぜ働きながら本を読まされてきたのかというふうに読み取れるところは面白いと感じた。 同時にそれらの説明は不要だとも感じた。タイトル回収や序章で書かれたことを考えるなら、この本で言及するべきなのは労働と読書が両立しなくなった原因やその時期であって、読書最盛期の明治時代のダイジェストからなぜ読ませようとしているのかわからない。 こ

      強度のある批評