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ポメラニアンを家族に迎えた話
カバー写真は、以前飼っていたポメラニアンのムクです。
13年間一緒だったムクを4年前に老衰で亡くしてからずっとペットロスで、再び犬を飼うことは考えられませんでした。
でも、動物は大好きで。
特に犬。
そしてやっぱりポメラニアン。
2024年の夏に、仕事のストレスで体調を崩し、休職しました。
1か月、また1か月と休みの期間が伸びていき、それに合わせて1人で家にいる時間も増えました。
そんなときに何気なく見たブリーダーのサイトで
ムクによく似た仔犬を見つけてしまったのです。
夫も子供たちも、新しい犬を家族に迎えることには前向きで
言ってみれば私だけが覚悟を決められていませんでした。
なので、「かわいい子を見つけたんだけど…」と相談すると
すぐに「問い合わせてみよう!」ということになり
翌日の夜にはブリーダーさんとオンライン面談をして、
実際の仔犬を画面越しに見せていただきました。
写真の何倍もかわいいその子を見て、私もついその気になってしまい
そこからはもう…あれよあれよという間に話が進みました。
そして、この年明けに、生後5か月になるポメちゃんを家族に迎えました。
ムクと過ごした経験から、準備するものや注意点は、心得ています。
でも、不安もありました。
一番大きかったのは、ムクと比べてしまわないだろうか、ということです。
「ムクはこうだったのに、この子はそうじゃない」
そんな風に、新しい子を評価してしまわないだろうか。
「ムクのほうがよかった」なんて、もし一瞬でも思ってしまったら。
さらに、その気持ちを犬が感じ取ってしまったら…。
もし飼い主失格な考えを抱き、犬と良い関係が築けなかった場合
その子を最期までちゃんとお世話できるのだろうか。
そんな不安が消えませんでした。
今思えば、メンタルの不調もあって、余計に心配していたのかもしれません。
なんとかなるさ!のポジティブ思考が全然できませんでした。
が、実際に迎えてみた結論。
かわいい!!!!!!!!
かわいすぎる。
癒されすぎる。
もう、何をしてもかわいい!!!!!!
もし私にしっぽがあったら、犬に対してずっとブンブン振っている状態だと思います。
今日でちょうど3週間が経ちましたが、新しい子に対する負の感情は一切ありません。
懸念していたとおり、ムクと比べてしまうことはあるけれど。
「ムクはこうだったけど、この子はこんな風にするんだな、かわいいな!」
「ムクはこんなことはしなかったけど、この子はするんだな、かわいいな!!」
という感じです。
ムクも本当にかわいかったし、今の子も本当にかわいい。
朝5時台にキャンキャン鳴いて起こされたり
ソファやキッチンマットに粗相をされたり
靴下に穴を開けられたり
息子のおもちゃを横取りされたり
お留守番のトレーニングもまだまだこれからですが
そういう苦労が全部吹き飛ぶくらいのかわいさ。
ムクは、子供たちが生まれる前に飼ったので、お世話はほぼ全て私の担当でしたが、今は小4の娘と年長の息子が積極的に手伝ってくれます。
「命を預かり、育て、守ること」の大変さと喜びを、子供たちも感じている様子。
私は、今は休職して家にいますが、いずれ復帰するつもりです。
その時にはお留守番の時間が長くなってしまうことが懸念点ではありますが、実際にそうなったときには夫が朝の出勤時刻を1時間ほど遅らせてくれるようですし、夕方は私よりも早く子供たちが帰宅して一緒にお留守番をしてくれるそうなので、朝から晩まで独りぼっちという状況は避けられそう。
逆に、1歳前の幼い時期に私がずっと家にいて世話をすることができるので、犬を飼うタイミングとしては悪くなかったなとも思います。
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思い切って家族に迎えてよかった。
これからみんなで、この子を大切に育てていきます。