見出し画像

神様のことを知るために。 ~創世記(ノアの物語)~

洪水 
 さて、地上に人が増え始め、娘たちが生まれた。神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。主は言われた。
「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった。
 当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった。     
 主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。主は言われた。
「わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。」しかし、ノアは主の好意を得た。

旧約聖書 創世記 6.1-8 新共同訳


ここでの「神の子ら」とは、「堕落した天使たち」のことであると言われています。

そして、人間の娘と堕落した天使との結婚によって産まれたのが、「ネフィリム」と呼ばれる「巨人」であったと解釈されています。

神様は、地上に人の悪が増し、人が常に悪いことばかりを心に思い計っているのをご覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められました。

神様は、私たち人類を愛で創造してくださいました。

そして私たち人類と愛を成すために、天地万物を創造してくださいました。


主が天地万物を創造した目的はただ一つ。私たち人間と愛を成すためだ。


しかしながら人類が堕落し、神様と愛を成すことができず、神様が人類を創造された意義と根幹が失われてしまっていたのです。

そのため神様は心を痛められ、人をこの地上からぬぐい去ろう、とお考えになりました。

神様が人類を創造されたので、神様は人類を滅ぼすという権限をお持ちであるということを、RAPTさんは教えてくださいました。


 これはノアの物語である。その世代の中で、ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。ノアには三人の息子、セム、ハム、ヤフェトが生まれた。
 この地は神の前に堕落し、不法に満ちていた。神は地をご覧になった。見よ、それは堕落し、すべて肉なる者はこの地で堕落の道を歩んでいた。神はノアに言われた。
「すべて肉なるものを終わらせる時がわたしの前に来ている。彼らのゆえに不法が地に満ちている。見よ、わたしは地もろとも彼らを滅ぼす。

旧約聖書 創世記 6.9-13 新共同訳


神様は、神様と共に歩み、神様に従う無垢な人「ノア」に言われました。

『すべて肉なるものを終わらせる時がわたしの前に来ている。彼らのゆえに不法が地に満ちている。見よ、わたしは地もろとも彼らを滅ぼす。』

人類と愛を成すために人類を創造された神様が、その愛する人類を滅ぼす時が来たのです。

神様の深い哀しみが、心の中に広がってくるのを感じます。

神様が抱かれる哀しみの心とは、ただ哀しいというものではなく、愛に満ちた哀しみであると感じました。

神様は、愛の根源でいらっしゃいます。


愛の根源は主だけであり、主の愛を受けた者しか真実の愛を知ることができない。


 見よ、わたしは地上に洪水をもたらし、命の霊をもつ、すべて肉なるものを天の下から滅ぼす。地上のすべてのものは息絶える。
 わたしはあなたと契約を立てる。あなたは妻子や嫁たちと共に箱舟に入りなさい。また、すべて命あるもの、すべて肉なるものから、二つずつ箱舟に連れて入り、あなたと共に生き延びるようにしなさい。それらは、雄と雌でなければならない。それぞれの鳥、それぞれの家畜、それぞれの地を這うものが、二つずつあなたのところへ来て、生き延びるようにしなさい。更に、食べられる物はすべてあなたのところに集め、あなたと彼らの食糧としなさい。」
 ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした。

旧約聖書 創世記 6.17-22 新共同訳


神様はノアに、ゴフェルの木の箱舟を造るよう命じられました。

箱舟はノアによって神様のご計画どおりに造られ、箱舟にはすべて命あるもの、すべて肉あるものの雌雄二つずつが入れられ、食べられる物すべてが集められ、ノアとノアの家族の食糧とされました。

神様が、『わたしは地上に洪水をもたらし、命の霊をもつ、すべて肉なるものを天の下から滅ぼす。』と仰られたとき、神様はノアと契約を立てる、と仰いました。

ノアが、神様が仰られたことを「すべて神が命じられたとおりに果たした」ことによって、神様とノアとの契約が成立し、ノアは箱舟に入ることが許諾され、大洪水の中を生き延びることができたのだと感じました。

神様の御言葉に従順に、忠実に従うことが、私たち人類にとって幸福に生きることができる唯一の道であることを、RAPTさんは教えてくださっています。


人間の人生を一言で言い表すなら、神様に従順に生きるなら幸福になり、神様に不従順に生きるなら不幸になる、ただそれだけだ。


 主はノアに言われた。
「さあ、あなたとあなたの家族は皆、箱舟に入りなさい。この世代の中であなただけはわたしに従う人だと、わたしは認めている。あなたは清い動物をすべて七つがいずつ取り、また、清くない動物をすべて一つがいずつ取りなさい。空の鳥も七つがい取りなさい。全地の面に子孫が生き続けるように。七日の後、わたしは四十日四十夜地上に雨を降らせ、わたしが造ったすべての生き物を地の面からぬぐい去ることにした。」ノアは、すべて主が命じられたとおりにした。
 ノアが六百歳のとき、洪水が地上に起こり、水が地の上にみなぎった。ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った。清い動物も清くない動物も、鳥も地を這うものもすべて、二つずつ箱舟のノアのもとに来た。それは神がノアに命じられたとおりに、雄と雌であった。

旧約聖書 創世記 7.1-9 新共同訳

 七日が過ぎて、洪水が地上に起こった。ノアの生涯の第六百年、第二の月の十七日、この日、大いなる深淵の源がことごとく裂け、天の窓が開かれた。雨が四十日四十夜地上に降り続いたが、まさにこの日、ノアも、息子のセム、ハム、ヤフェト、ノアの妻、この三人の息子の嫁たちも、箱舟に入った。彼らと共にそれぞれの獣、それぞれの家畜、それぞれの地を這うもの、それぞれの鳥、小鳥や翼のあるものすべて、命の霊をもつ肉なるものは、二つずつノアのもとに来て箱舟に入った。神が命じられたとおりに、すべて肉なるものの雄と雌とが来た。主は、ノアの後ろで戸を閉ざされた。

旧約聖書 創世記 7.10-16 新共同訳


神様はノアに言われました。

『さあ、あなたとあなたの家族は皆、箱舟に入りなさい。この世代の中であなただけはわたしに従う人だとわたしは認めている。』

神様に忠実に従う人でなければ、箱舟に入ることができなかった、ということが分かります。

『主は、ノアの後ろで戸を閉ざされた。』

どんなに箱舟に乗って救われたいと願ったとしても、神様に従順に従わない人は、目の前で箱舟の戸が閉められてしまい、箱舟に乗ることが許されないのだということが分かります。


 神は、ノアと彼と共に箱舟にいたすべての獣とすべての家畜を御心に留め、地の上に風を吹かせられたので、水が減り始めた。また、深淵の源と天の窓が閉じられたので、天からの雨は降りやみ、水は地上からひいて行った。百五十日の後には水が減って、第七の月の十七日に箱舟はアララト山の上に止まった。水はますます減って第十の月になり、第十の月の一日には山々の頂が現れた。

旧約聖書 創世記 8.1-5 新共同訳

洪水によって、地上の生き物と人はすべて息絶えました。

神様は、ノアと共に箱舟にいたすべての生き物に心を留め、地上に風を吹かせられ、深淵の源と天の窓が閉じられたので、雨が降りやみ、地上から水が引いて行きました。

箱舟はアララト山の上に止まり、地上の水が引いて地の面が乾きました。

神様はノアとその家族、すべての生き物も一緒に箱舟から出て、地に群がり地上で子を産み、増えるようにしなさい、と仰られました。


 ノアは主のために祭壇を築いた。そしてすべての清い家畜と清い鳥のうちから取り、焼き尽くす献げ物として祭壇の上にささげた。主は宥めの香りをかいで、御心に言われた。
「人に対して大地を呪うことは二度とすまい。人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。わたしは、この度したように生き物をことごとく打つことは、二度とすまい。
 地の続くかぎり、種蒔きも刈り入れも
 寒さも暑さも、夏も冬も
 昼も夜も、やむことはない。」

旧約聖書 創世記 8.20-22 新共同訳



聖書にはノアが洪水の後、神様に何を祈ったかは書かれていません。

しかし神様は、ノアが祭壇を築き献上物をささげたあとに、「二度と洪水によって地と生き物をことごとく滅ぼすことはしない」と、全地全人類とすべての生き物に契約を立ててくださいました。

このことから、ノアは自分中心の考えを一切持たない愛の思考回路の持ち主であり、祭壇の前で神様への感謝と、全地全人類のための祝福を最優先に神様へ祈ったのではないかと思います。


主の思考回路は、愛の思考回路であり、そこに自分中心の考えは一ミリたりともない。そして、主と同じ思考回路を持てるように自分自身を作りなさい。


神様に全人生を捧げて生きる人がいるなら、神様はこの世に対する裁きを止めてでも、その人に豊かな祝福を与えてくださる方だ。


 神はノアと彼の息子たちに言われた。
「わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。あなたたちと共にいるすべての生き物、またあなたたちと共にいる鳥や家畜や地のすべての獣など、箱舟から出たすべてのもののみならず、地のすべての獣と契約を立てる。わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してしない。」
 更に神は言われた。
「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約を心に留める。」
 神はノアに言われた。
「これが、わたしと地上のすべて肉なるものとの間に立てた契約のしるしである。」

旧約聖書 創世記 9.8-17 新共同訳


神様に従う無垢な人「ノア」は、神様から箱舟を造るように命じられ、忠実に神様の御心を成し遂げました。

神様がこれから洪水によって、地もろともすべての生き物を滅ぼすと仰られたとき、「ノア」は神様への強い信仰によって、神様のことを一ミリたりとも疑うことなく神様に忠実に従い通しました。

この偉大な「ノア」という先祖の義によって、私たち人類は洪水によってことごとく滅ぼされることがないよう、神様に守られていることが分かります。

この神様の契約とは、私たち人類の守護だけではなく、この地上の営みが永遠に存続することをも約束してくださっているのです。

『地の続くかぎり、種蒔きも刈り入れも寒さも暑さも、夏も冬も昼も夜も、やむことはない。』

これらのことによって、今を生きる私たち一人一人が神様の御言葉に従順に聞き従うということが、どれほど重要かつ重大なことであるのかが分かります。


御言葉にどこまでも従順に従う人に、主は豊かに霊感・構想を与えてその人を導き育ててくださる。そして、主の霊感・構想通りに行う人に使命を与え、その使命を最後まで成した人に豊かな祝福を注いでくださる。



神様の御言葉に従って生きる人が、神様から祝福されて、自分の理想とする人生を生きられるようになる。誰もその祝福を邪魔することはできない。



日本人が主の御言葉を受け入れないなら、日本は本当にこのまま沈没すると主が仰った。しかし、その中でも主がどうすれば救われるのかを詳しく教えてくださるから、御言葉に忠実に従う者だけは確実に救われるだろう。(一度沈みはじめた船は、最後まで沈む運命だ。)

RAPT朝の祈り会 2023年9月30日(金)



RAPTさんのブログ

RAPT | 新・貴方に天国から降り注がれる音楽を

朝の祈り会、および有料記事のパスワードのご購入

BLOG BY RAPT

TALK RADIO

RAPT理論+αRAPT理論のさらなる進化形

十二弟子の皆様とRAPTブログ読者の方の証

動画✴︎NANAさんの賛美歌✴︎

✴︎RAPTさんの写真集✴︎

『RAPT×PHOTO 人と街の交差』



いいなと思ったら応援しよう!