見出し画像

琉球神話の中に見つけた、旧約聖書。

沖縄県の今帰仁村(なきじんそん)にある古宇利島(こうりじま)には、人類発祥の神話と言われる伝説があります。

沖縄県古宇利島の人類発祥の話

昔々、古宇利島に男の子と女の子が住んでいました。
二人は裸で、毎日天から神様が落としてくれる餅を食べて暮らしていました。
ところが、二人はだんだん知恵が付いて来て、食べ残した餅を蓄えるように。
それを知った神様はその日から餅を落とすのを止めてしまいました。

二人は驚き悲しんで天のお月様に向かって、
トートーメサイ トートメサイ(お月様、お月様!)
ウフモチヤトゥムチ、ウタビミショリ(大きな大きな餅を恵んでください)
と何回も哀願しましたが、二度と餅は落ちて来ませんでした。

それからの二人は生きるために働かなければなりません。
ある日、二人は浜辺で海馬(ザン)の交尾するのを見て、
初めて男女の交わりを知り、お互いに裸でいることが恥ずかしくなり
クバの葉で身体を覆うようになりました。
古宇利島の住民はこの二人の子孫であり、ここから琉球の島々に人々が増えていきました。
(参考資料:古琉球・沖縄県国頭郡志)

神の宿る島古宇利島を完全網羅!沖縄県古宇利島は人類発祥の地?!【むかし話編】


お読みになられて、皆様はどのように感じられたでしょうか。

私は正直、息をのみました。

驚くべき内容が複数あるため、箇条書きにしてみます。

● 裸の男の子と女の子

● 二人は毎日、天から降ってくる餅を食べて暮らしていた

● 二人が餅を蓄えるようになったため、神は餅を与えることを止めた

● 二人が餅の恵みを祈ったのは、天のお月様だった

● 二人はザン(ジュゴン)の交尾を見て、男女の交わりを知った

● 二人は裸が恥ずかしくなり、クバの葉で身体を覆った

● 二人の子孫が古宇利島の住民で、ここから琉球の島々に人が増えていった


この古宇利島神話の中で一番目を見開いたのは、やはり「天からお餅が降ってくる」という概念です。

これは旧約聖書に登場する、神様が毎日天から降らせてくださった「マナ」と呼ばれるパンと、同じ概念だからです。

主はモーセに言われた。
「見よ、わたしはあなたたちのために、天からパンを降らせる。民は出て行って、毎日必要な分だけ集める。わたしは、彼らがわたしの指示どおりにするかどうかを試す。ただし、六日目に家に持ち帰ったものを整えれば、毎日集める分の二倍になっている。」

旧約聖書 出エジプト記 16.4-5 新共同訳


古宇利島神話の中で次に驚いたのは、「トートーメサイ」というお月様のことです。

トートーメー(尊御前/統々銘/頭々名)は、琉球語先祖を意味する語。

トートーメー - Wikipedia


琉球語で「トートーメー」という言葉が「先祖」を意味するため、古宇利島の人々は「月」が祖先神であるという概念を持っていたのではないか、と考えられます。

古宇利島神話の解説には様々なものがありますが、『毎月15日の月夜の晩になると、天から餅が降ってきて、』と書かれているものがありました。


古宇利島に天から二人の兄妹が降りて来た。毎月15日の月夜の晩になると、天から餅がふってきて、兄妹はそれを食べて生活していた。しかし、ある日を境に餅はふらなくなってしまい、兄妹は自給自足の生活をしなければならくなった。時がたって兄も妹も大人に成長した頃、海豚が交尾するのを真似て二人は夫婦になり子供を増やしていった。

古宇利島の始祖由来(共通語)


このことから、古宇利島では月信仰があったと考えられ、「トートーメサイ」の「トート」という言葉から連想されるのが、古代エジプト神話の「トート」という神です。


トートギリシャ語:Θωθ;トトテウト[2]とも)は、古代エジプト神話の知恵を司る

そして月としての属性を得たため太陽の沈んだあとの夜の時間は、トート神が太陽にかわって地上を守護するとされる。

トート - Wikipedia


古代エジプトのトート神は月の属性を持ち、夜の時間はトート神が太陽にかわって地上を守護する、とされていたということです。

古宇利島神話で次に考えることは、「二人が餅を蓄えるようになったため、神は餅を与えることを止めた」というところです。

旧約聖書の中で神様は、天から降らせてくださるパンを、「毎日必要な分だけ集める」ということを定められています。

古宇利島の二人がお餅を蓄えるようになったため、神がその日から餅を落とすのを止めてしまった、ということが意味するものとは「神の掟を破ったことによる天罰」であると考えられます。

次に、古宇利島の二人は男女の交わりを知ることによって、「裸であることが恥ずかしくなった」とありますが、これも旧約聖書の概念と同じものになります。

主なる神は人に命じて言われた。
 「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」

旧約聖書 創世記 2.16-17 新共同訳

 女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづり合わせ、腰を覆うものとした。

旧約聖書 創世記 3.6-7 新共同訳


古宇利島神話では、この神話に登場する男女が、古宇利島と琉球の人々の始祖となったとされており、この男女が聖書のアダムとエバに該当すると言われています。

旧約聖書の創世記の謎についても、RAPTさんが解き明かしてくださっています。

創世記の謎を解き明かす(1)


創世記の謎を解き明かす(2)


この古宇利島神話から分かることとは、古宇利島に古来住み着いていた民族が、旧約聖書の内容を熟知しており、さらに聖書をお書きになられた神様ではなく、異教の神(月神)を崇めていた民族であった、ということです。

このことによって琉球諸島には、神様に反逆する古代ユダヤ人が渡来していた可能性が考えられるのです。

日ユ同祖論についても、RAPT理論によって解明されています。


「日ユ同祖論」は疑うまでもない事実です。だからといって、日本人が偉いとも悪いとも言えません。


サタンは私たち人間が何もかも分からなくなるようにし、神様は私たち人間が何もかも分かるように導かれる。だから、分からないことは全て分かるまで研究し、祈り求める者となりなさい。


サタンは人々から考える力を奪い取り、主は人々に考える楽しみをお与えになる。



RAPT朝の祈り会 2024年9月27日(金)
これからこの世の中は激しい情報戦の戦場と化すだろう。その情報戦に最後まで勝利するためには、分からないことを分からないまま放置せず、分かるようになるまで徹底的に祈り求めなさい。(この世で一つも間違いなく、正しい情報を伝えることができるのは、神様が送った使命者だけだ。)

RAPT朝の祈り会(2024年9月分)


RAPTさんのブログ

RAPT | 新・貴方に天国から降り注がれる音楽を

朝の祈り会、および有料記事のパスワードのご購入

BLOG BY RAPT

TALK RADIO

RAPT理論+αRAPT理論のさらなる進化形

十二弟子の皆様とRAPTブログ読者の方の証

動画✴︎NANAさんの賛美歌✴︎

✴︎RAPTさんの写真集✴︎

『RAPT×PHOTO 人と街の交差』



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?