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神様のことを知るために。 〜民数記(ミディアンに対する復讐)〜

モアブの王バラクは、イスラエルの民の強大さを恐れ、占い師のバラムにイスラエルを呪ってもらい、イスラエルの人々をモアブの国から追い出そうと考えました。

神様は占い師バラムに、イスラエルの民を呪ってはならない、彼らは祝福されているからだと仰いました。

バラムは、イスラエルの民を直接的に呪うことはできず、ミディアンの女たちを使ってイスラエルの民に異教の神を拝む罪を犯させ、神罰を下らせるという策略をめぐらせたのではないか、と考えられています。

イスラエルの民はこの罠にかかり、モアブ人とミディアン人の神(悪魔)であるペオル山のバアルを拝み、神様へ背信の罪を犯してしまいました。

神様はお怒りになり、この罪によって、二万四千ものイスラエルの人々が死にました。

主はモーセに仰せになった。「ミディアン人を襲い、彼らを撃ちなさい。彼らは、お前たちを巧みに惑わして襲い、ペオルの事件を引き起こし、またこの事件のために災害が襲った日に殺された彼らの同族の女、ミディアン人の指導者の娘コズビの事件を起こしたからである。」

旧約聖書 民数記 25.16-18 新共同訳


神様はミディアン人への報復を、モーセにご命じになりました。


 主はモーセに仰せになった。
「イスラエルの人々がミディアン人から受けた仕打ちに報復しなさい。その後、あなたは先祖の列に加えられるであろう。」
 モーセは民に告げた。「あなたたちの中から、戦いのために人を出して武装させなさい。ミディアン人を襲い、ミディアン人に対して主のために報復するのだ。イスラエルの全部族から、部族ごとに千人ずつを戦いに送り出しなさい。」

旧約聖書 民数記31.1-4  新共同訳


モーセは、イスラエルの民に告げました。

『ミディアン人を襲い、ミディアン人に対して主のために報復するのだ。』

ペオルの事件では、バアルを慕った罪により二万四千人ものイスラエルの人々が死にました。

神様は、イスラエルの人々を特別に愛していらっしゃいました。

シナイ契約において、イスラエルの人々は神様の宝となったのです。

そのイスラエルの民を罪に陥れ、神罰を受けるように仕向けたのがミディアン人なのです。

ミディアン人への報復とは、神様のイスラエルの民への愛から生じたものであることが分かります。


神様は私たちの想像する以上に私たちを愛して、共にして下さっている。あなたたちはその愛を強く感じて、その愛の素晴らしさを人々に述べ伝える大使徒となりなさい。


 それで、イスラエルの諸族隊から部族ごとに千人ずつ、総計一万二千人の兵が選び出されて武装した。モーセは、部族ごとに千人ずつの兵を戦いに送り出し、祭司エルアザルの子ピネハスを聖なる祭具と出陣に吹くラッパをその手に持たせて、彼らと共に送り出した。彼らは、主がモーセに命じられたとおり、ミディアン人と戦い、男子を皆殺しにした。その死者のほかに、ミディアンの王たち、エビ、レケム、ツル、フル、レバという五人のミディアンの王を殺し、またベオルのバラムをも剣にかけて殺した。

 モーセは、戦いを終えて帰還した軍の指揮官たち、千人隊長に向かって怒り、彼らにこう言った。
「女たちを皆、生かしておいたのか。ペオルの事件は、この女たちがバラムに唆され、イスラエルの人々を主に背かせて引き起こしたもので、そのために、主の共同体に災いがくだったではないか。直ちに、子供たちのうち、男の子は皆、殺せ。男と寝て男を知っている女も皆、殺せ。女のうち、まだ男と寝ず、男を知らない娘は、あなたたちのために生かしておくがよい。

旧約聖書 民数記31.5-8,14-18 新共同訳


このミディアン人との戦いでは、ミディアンの五人の王と全男子、イスラエルの民を罪に陥れた占い師バラムと、男と寝て男を知っているミディアン人の女も皆、殺されました。



主がイルミナティを滅ぼして下さるのも、御言葉を毎日のように伝えてくださるのも、全ては私たちを愛して下さっているが故だ。


神様の愛を奪う者となりなさい。この世で誰かの愛を奪う競争をすれば、ただ破壊と混乱が生じるばかりだが、神様の愛を奪う競争が激しくなれば、天も地も恵みに満ち溢れる。



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