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神様のことを知るために。 〜民数記(カナン偵察)〜
モーセを通してなされた神様の命令によって、イスラエルの人々はシナイの荒れ野を旅立ち、パランの荒れ野に宿営していました。
カナン偵察
主はモーセに言われた。
「人を遣わして、わたしがイスラエルの人々に与えようとしているカナンの土地を偵察させなさい。父祖以来の部族ごとに一人ずつ、それぞれ、指導者を遣わさねばならない。」モーセは主の命令に従い、パランの荒れ野から彼らを遣わした。彼らは皆、イスラエルの人々の長である人々であった。
旧約聖書 民数記 13.1-3 新共同訳
神様がアブラハム、イサク、ヤコブとその子孫に与えると約束されている土地カナンの偵察を、神様はモーセに命じられました。
モーセは、彼らをカナンの土地の偵察に遣わすにあたってこう命じた。
「ネゲブに上り、更に山を登って行き、その土地がどんな所か調べて来なさい。そこの住民が強いか弱いか、人数が多いか少ないか、彼らの住む土地が良いか悪いか、彼らの住む町がどんな様子か、天幕を張っているのか城壁があるのか、土地はどうか、肥えているかやせているか、木が茂っているか否かを。あなたたちは雄々しく行き、その土地の果物を取って来なさい。」それはちょうど、ぶどうの熟す時期であった。
エシュコルの谷に着くと、彼らは一房のぶどうの付いた枝を切り取り、棒に下げ、二人で担いだ。また、ざくろやいちじくも取った。
偵察隊はモーセの命じた通り、カナンの土地の果物を取って来ました。
約束の地カナンに実っていたぶどうは、一房でも棒に下げて二人で担ぐほどの大きさだったということです。
このぶどうは、世界最大で最古のぶどう「ネヘレスコール」だと伝えられています。
参考:世界一のブドウ「ネヘレスコール」今年も順調に生育しています♪
ネヘレスコールは、シリア原産で最高糖度は20度になり、味はまろやかで蜂蜜のようだということです。
まさに乳と蜜の流れる土地、神様が仰られた通りカナンの地はとても豊かで、大きくて美味しい果物が収穫できる土地だったのです。
四十日の後、彼らは土地の偵察から帰って来た。パランの荒れ野のカデシュにいるモーセ、アロンおよびイスラエルの人々の共同体全体のもとに来ると、彼らと共同体全体に報告をし、その土地の果物を見せた。彼らはモーセに説明して言った。「わたしたちは、あなたが遣わされた地方に行って来ました。そこは乳と蜜の流れる所でした。これがそこの果物です。しかし、その土地の住民は強く、町という町は城壁に囲まれ、大層大きく、しかもアナク人の子孫さえ見かけました。ネゲブ地方にはアマレク人、山地にはヘト人、エブス人、アモリ人、海岸地方およびヨルダン沿岸地方にはカナン人が住んでいます。」
カレブは民を静め、モーセに向かって進言した。「断然上って行くべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます。」しかし、彼と一緒に行った者たちは反対し、「いや、あの民に向かって上って行くのは不可能だ。彼らは我々よりも強い」と言い、イスラエルの人々の間に、偵察して来た土地について悪い情報を流した。「我々が偵察して来た土地は、そこに住み着こうとする者を食い尽くすような土地だ。我々が見た民は皆、巨人だった。そこで我々が見たのは、ネフィリムなのだ。アナク人はネフィリムの出なのだ。我々は自分がいなごのように小さく見えたし、彼らの目にもそう見えたにちがいない。」
カナンの地は、神様がアブラハム、イサク、ヤコブとその子孫に与えると約束された土地です。
それにもかかわらず偵察隊は、カナンの地の住民は強く、町々は大きく城壁に囲まれ、ネフィリムという巨人の子孫であるアナク人さえ見た、と言ってイスラエルの人々を不安と恐怖に陥れました。
イスラエル12部族からカナンの偵察に向かった12人の族長のうち、10人が神様への不信仰により、カナンの住民たちとの戦いに勝つことは不可能だと言ったのです。
民の反抗
共同体全体は声をあげて叫び、民は夜通し泣き言を言った。イスラエルの人々は一斉にモーセとアロンに対して不平を言い、共同体全体で彼らに言った。「エジプトの国で死ぬか、この荒れ野で死ぬ方がよほどましだった。どうして、主は我々をこの土地に連れて来て、剣で殺そうとされるのか。妻子は奪われてしまうだろう。それくらいなら、エジプトに引き返した方がましだ。」そして、互いに言い合った。「さあ、一人の頭を立てて、エジプトへ帰ろう。」
イスラエルの共同体は、『エジプトの国で死ぬか、この荒れ野で死ぬ方がよほどましだった。どうして、主は我々をこの土地に連れて来て、剣で殺そうとされるのか。妻子は奪われてしまうだろう。それくらいなら、エジプトに引き返した方がましだ。』と、モーセとアロンに対して不平を言いました。
主はモーセとアロンに仰せになった。「この悪い共同体は、いつまで、わたしに対して不平を言うのか。わたしは、イスラエルの人々がわたしに対して言う不平を十分聞いた。彼らに言うがよい。『主は言われる。わたしは生きている。わたしは、お前たちが言っていることを耳にしたが、そのとおり、お前たちに対して必ず行う。お前たちは死体となってこの荒れ野に倒れるであろう。わたしに対して不平を言った者、つまり戸籍に登録をされた二十歳以上の者はだれ一人、わたしが手を上げて誓い、あなたたちを住まわせると言った土地に入ることはない。ただし、エフネの子カレブとヌンの子ヨシュアは別だ。お前たちは、子供たちが奪われると言ったが、わたしは彼らを導き入れ、彼らは、お前たちの拒んだ土地を知るようになる。しかし、お前たちは死体となってこの荒れ野で倒れる。
神様は、わたしに対して不平を言った者で、カレブとヨシュア以外の成人している者はだれ一人、カナンの土地に入ることはできない、彼らはこの荒れ野で死に絶えるだろう、と仰いました。
ここで思い起こされるのが、神様とは『憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す。しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも問う者』でいらっしゃる、ということです。
土地を偵察して来た者のうち、ヌンの子ヨシュアとエフネの子カレブは、衣を引き裂き、イスラエルの人々の共同体全体に訴えた。「我々が偵察して来た土地は、とてもすばらしい土地だった。もし、我々がが主の御心に適うなら、主は我々をあの土地に導き入れ、あの乳と蜜の流れる土地を与えてくださるであろう。ただ、主に背いてはならない。あなたたちは、そこの住民を恐れてはならない。彼らは我々の餌食にすぎない。彼らを守るものは離れ去り、主が我々と共におられる。彼らを恐れてはならない。」しかし、共同体全体は、彼らを石で打ち殺せと言った。
ユダ族のカレブとエフライム族のヨシュアは、神様への信仰によって、『我々が偵察して来た土地は、とてもすばらしい土地だった。もし、我々が主の御心に適うなら、主は我々をあの土地に導き入れ、あの乳と蜜の流れる土地を与えてくださるであろう。』と言いました。
モーセが遣わした男たちは、土地の偵察から帰ると、その土地について悪い情報を流し、共同体全体が彼に向かって不平を言うようにしたが、土地について悪い情報を流した者は、主の御前で疫病にかかって死んだ。しかし、土地を偵察に行った者のうち、ヌンの子ヨシュアとエフネの子カレブだけは生き残った。
神様が仰られたとおり、神様に対して不平を言った20歳以上の人々のうちヨシュアとカレブ以外は、乳と蜜の流れるカナンの地に入ることは出来ず、荒れ野で死に絶えてしまいました。
人間の人生を一言で言い表すなら、神様に従順に生きるなら幸福になり、神様に不従順に生きるなら不幸になる、ただそれだけだ。
神様の御言葉に従って生きる人が、神様から祝福されて、自分の理想とする人生を生きられるようになる。誰もその祝福を邪魔することはできない。
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