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採用コンサルティング

採用支援を行うコンサルタントや、企業の人事向けに、「採用を科学する」勉強会や講演会を実施することがよくあります。

・採用計画
・ペルソナ設計、ターゲット分析
・自社の強みの整理
・募集戦略
・選考設計
・KPI管理
・戦略的内定出し
・内定者フォロー
・オンボーディング

など、採用経験者からも「知らなかったことが多かった」という声をよくもらうほど、採用をテーマにした勉強会は内容が盛りだくさんなので、とても数時間では終わりません。

【参加後アンケートの一部】
・採用って思っている以上に奥が深い。
・採用は、営業と似ているんですね。
・もっとマーケティングを勉強しようと思いました。
・自社の魅力を考えることに苦労していたが、いくらでも引き出せることに驚きがあった。
・採用は結局「人との相性」と思って感覚でやってきたが、そうじゃないということに気付けた。

そこでよくテーマとして取り上げる「応募者ジャーニー」についての話。

「応募者ジャーニー(Candidate Journey)」とは、求職者が企業の求人に興味を持ち、応募し、選考を受け、内定を得て入社に至るまでの一連のプロセスを「旅(ジャーニー)」として捉える考え方です。
企業の採用活動において、応募者がどのように企業と接触し、どのような体験をするのかを理解し、採用活動をより効果的に最適化するために用いられます。

具体的には、下記の選考プロセスで応募者がどう感じるかを分析・設計します。
・出会い
 ┗数ある求人の中から、この会社に出会うフェーズ。どんな媒体から、どう検索して、どんな情報を読んで、どう感じたか。
・応募
 ┗履歴書やエントリーシートなどの提出を求められるフェーズ。応募フォームや締め切りについて、どう感じたか。
・選考
 ┗書類選考、筆記試験、グループワーク、集団面接、個人面接、など数ある工程を踏む中で、何をどう準備して、どう感じたか。不合格者・合格者・合格辞退者、それぞれ何をどう調べて、考えて、行動するのか。
・内定~入社
 ┗内定通知を受けて入社までのフェーズ。通知、条件面談、中途入社者の場合は現職の退職手続き、内定者研修・内定式、入社前健康診断、など。中途/新卒でも、会社によってもステップは異なりますが、中途入社者の場合、内定からが一番大変だった(入社先の決断に悩む、退職に際しての挨拶・引継ぎ・引っ越しなど)という人もいます。

また、前向きな転職・就職だったとしても、一般的には入社前後の1週間は、とても緊張感が高まるものです。そのため、意外にも離職を考えてしまうきっかけが多いのもこの辺り。

中途入社者のオンボーディング(入社者フォロー)が手薄の企業は多いので、このフェーズで入社者はどんな気持ちで、何を見て、どう振る舞って、今日に至るのか、入社者目線でも自社を捉えていきましょう。
採用・配属・育成は密に連携していく必要があります。

採用する側の立場だけでなく、応募者→内定者→入社者と立場が変わってくることで見える世界の変わり様を理解して、採用を科学してみましょう。
意外にも、狙い通りの採用側の意図・想いは、伝わっていないかもしれません。

具体的には、懇親会や入社後面談の機会を作って、直接入社者にこれまでの採用プロセスを細かくインタビューさせてもらうことが多いです。
誘導せず、萎縮させず、フラットに本音を引き出せるよう場を演出します。
企業によっては内定者(辞退者含む)全員にアンケートをとったり、応募者が(選考中で)無記名アンケートとして面接官や企業の評価をする会社もあります。(匿名性を疑い合否に関係すると考えて、忖度することが多いかもしれませんが、面接官の態度や人事の対応など、リアルな声も拾えます)

「採用活動で、これ以上やることないでしょ」と思っている人事担当者の方々も、まだまだ向上の余地はあるかもしれませんので、参考にしてみてください。

※ご自身のキャリア相談はもちろん、キャリア支援者側のご相談、人事ご担当者様、教育担当者様のご相談もたくさん承っております。
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まずは、お気軽にご相談くださいませ。
HP:インフィニティ キャリアコンサルタント

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みるふぃーゆ
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