自己成長って
成長できるか否かを、企業選びの軸としている方はとても多いです。
でも、その「成長」って定義にも色々あって、新しい環境で何か始めたら何らか成長はあると思うので、何を指しているのか、またそれをいつまでに、どういう状態で実感したいのか、判断基準をすり合わせていきたいところ。
■広げる・拡大させる
一般的によくあるのが、0の状態から「出来なかったことが出来るようになる」「新しいことにチャレンジして出来ることを増やす」という「担当領域を広げる」「大きさや量を拡大させる」こと。
その場合、何が出来るようになりたいのかを言語化してみましょう。
■変える・変化させる
全く別の領域に手を広げるキャリアチェンジをキャリアアップという人もいますね。何から何へ変えていきたいのか考えてみましょう。
■深める・究める
その「専門性を深める」「更に磨き上げる」ことを成長と言う人もいます。
より深く自分しかできない領域を究める、成熟させるなどを重視している人もいらっしゃいますので、どういう状態を目指しているのか、調べて考えてみてください。
■高める・上げる
「職位・階級・役職を上げる」こと。組織を統率・指揮・管理できる成長を目指す人も多いですね。
■安定維持・定着
一方で、今出来ていることを、安定的に「定着させる」「安定稼働させる」能力/経験習得も、成長だと思います。
■修正・戻す
マイナスになってしまったものを、「修正」「正しい状態に戻す」こと、V字回復させることも、成長です。
■進化、発展
既得のものをベースに「拡大発展」「進化」「別事業への展開」なども成長です。
事業フェーズや、それぞれの役割・環境で求められている「成長」も違うでしょうから、自分の求める成長が、現職や異動先の求めるそれと近しいか考えてみるのも良いと思います。
■成長の対象
技術的成長か、精神的成長か、体力、知力、人間力なんていうのもありますよね。
スピードや質など、いつまでにどのくらいの成果を、あなたは成長と定義するのか。
正解が1つあるわけではないので、自分が求める成長って何なのか考えていきたいですね。
■成長の目的
そして、その成長の先に何があるのか。なんでそういう成長をしたいのか?
目的・ビジョンがあれば、不調なときでもめげずに進めると思います。
1つの目標を達成しても燃え尽きることなく、不安がらずに先のことに対しても充実できるかもしれません。
■成長スピード
また、誰しも慣れてくれば入社時ほどの成長実感は感じにくくなるものです。より深く難易度が上がってくると、成長スピードは鈍化しがちです。
そのため、新人の頃ほどの成長を求めていると、しっくりいかないかもしれません。それはご自身が成長した証かもしれません。
求められるものが年々高まっていて難易度が高いのかもしれません。
知れば知るだけ、思ってた以上に奥が深く究めることが難しい、ということに気付いたのかもしれません。
ここは、頑張りタイムです。じっくり粘って。
それを越えた先に、急激に諸々がつながり、先の先まで見えてくるブッチギリタイムが来ると思います!
語学勉強をしている人からよく聞く事象ですが、
単語と文法をひたすらやっていたら急に新聞が読めるようになった、とか。
シャドーイングやっていたら、急に映画が字幕なしで観られるようになったとか。
点が線に、線が面に、面が球体に、見えてくる感覚だそう。
■成長の評価軸
そんなときに、外的評価「達成率」「成績ランキング」「役職」「年収」だけで成長を判断するのではなく、内的評価で多少の成長実感も感じて、自分を褒めたり、自身で納得していることも大事だと思います。
ご自身でこだわってきたこと・工夫してきたことは、なんらか成長していると思いますので、振り返ってみてください。
仕事を始めてからできるようになったものは全て財産です。
自分を信じて着実に!
企業選びだけでなく、日常業務における目標設定でも、
「業績拡大」「+onさせること」だけが目標ではないと思いますので、
自分らしい成長に向けた目標設定ができるよう、参考になれば幸いです。
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