【感想】アニメ『ライアー・ライアー』#2「忠義と演技」

「決まってるじゃないですか―イカサマ、ですよ」


 第1話に引き続きTVアニメ『ライアー・ライアー』第2話の感想を書いていきます。
 ↓ 第1話の感想はこちらから!

⚠️以下、第2話ネタバレです⚠️

TVアニメ『ライアー・ライアー』公式サイト | #02 忠義と演技 (liar-liar-anime.com)

 緋呂斗を最強に仕立て上げるため、イカサマを生業とするメイド・姫路白雪が派遣される。白雪の助けを経て、緋呂斗は生徒とのゲームに勝利。最強の称号を確立させていく。一方、緋呂斗と共犯関係を結んだ更紗は、緋呂斗にまだ何かを隠している様子で……。

TVアニメ『ライアー・ライアー』公式サイトより

 偽りの最強を続けることにした緋呂斗の下にサポート役としてメイドの姫路白雪が派遣される。白雪を初めとするカンパニーはイカサマやハッキングを得意とする集団で、そんなカンパニーの力を借りながら緋呂斗は挑戦してくる生徒たちに勝利していく。
 また、緋呂斗がアカデミーに転入した理由や赤羽莉奈が更紗を騙る理由も明らかになり、2人は共犯関係を結ぶことになった、というのが第2話の大まかストーリーです。

 第2話は導入回(説明回)後半でしたね。
 もう一人のヒロイン「姫路白雪」の登場や緋呂斗がこれからアカデミーでどのように決闘を行っていくのか、緋呂斗がアカデミーに来た目的や赤羽莉奈が更紗のフリをしている理由が明らかになったりと、1話と合わせてこの作品のベースとなる部分の説明をした回だったと思います。
 それと白雪ファンの皆さんには大変申し訳ないんですが、更紗がかわいすぎませんか??
 
これは後でも書くことですが、原作と比べるとカットされているシーンが多い中、緋呂斗と更紗の押し問答は結構しっかりと描いてくれています(それでも削られてる掛け合いはありますが)。
 第1話の感想記事でも書いたことですが、更紗役の倉持さんのツンデレお芝居がほんとに素晴らしい。更紗のツンデレな面とちょろインな面を抜群に表現して下さっています。
 まあ今後もいいシーンが控えてますのでこの辺で…………。

☆姫路白雪
 
今作のヒロインその2。

 緋呂斗のお世話係を務めているメイド系ヒロインです。
 第一印象はいわゆる感情希薄系ヒロイン、クーデレかと思っておりましたが、時折見せる照れや嫉妬がまあかわいい。まだ最新巻まで読めていませんが、確かに人気No.1を獲得するだけのポテンシャルを秘めていますね。
 そんな白雪ですが、実は緋呂斗の決闘をサポートするために派遣されたカンパニーの一員でもあります。相手の情報を調査したり、端末をハッキングしたりするイカサマを駆使し、本当は落ちこぼれの緋呂斗をフォローする役目を担っています。
 余談ですが、カンパニーの一員である加賀谷さん、DEATH NOTEのジェバンニ並みの有能さですね(?)

☆多々良楓花

「わたしは多々良楓花!2-Aの委員長!」

TVアニメ『ライアー・ライアー』2話より

  はい待ってました。満を持して多々良楓花ちゃん登場!!
 楓花ちゃんをご担当されている瀬戸桃子ちゃんはこれがTVアニメ初出演とのことで、登場の瞬間を待ちわびておりました。
 あくまでサブキャラクター的な立ち位置で出番が多い役ではないものの、応援している方が名前のあるキャラクターを演じ、クレジットに映っているというのはなんとも感慨深い瞬間で、それがデビュー作ということであれば尚更ですよね。
 それはそうと、2話に登場しそうだなあと警戒はしておりましたが、あまりにも当然の登場だったので「あれ?いまのせともも!?」と一瞬気が付きませんでした。というのも普段お聞きしていた声とお芝居の声が全然違い、これが声優の瀬戸桃子ちゃんか~と舌を巻きました。
 キャラクターのことを言えば原作の地の文通りポニーテールを跳ねさせてそうな陽気な女の子で、せとももさんのお芝居にぴったり合う子でした。
 ところで楓花ちゃんと辻くんちゃん(女性声優のショタボイスに一家言あります)でスピンオフを作ってほしいです。久追先生どうですか?(届かない願い)特典のSSですでにありそうな気もしますがどうなんでしょうか。

☆EDテーマ『fakey merry game』
 かわいい、、、、あまりにもかわいすぎる、、、、
 一体全体どこの声優ユニットがこんな激萌ソングを歌っているんだ!!とEDのクレジットを見たらなんとSMILE PRINCESSじゃないですか。
 この記事を読んで下さっている原作ファンの皆様は「SMILE PRINCESSとは?」と疑問を抱かれているかと思いますので簡潔に説明いたしますと、2021年10月に放送されたTVアニメ「プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~」の主演声優6人(本来は7人)からなる声優ユニットです。
 そんなSMILE PRINCESSが、この度プラオレという作品を飛び出しこのアニメのED曲を担当させていただくこととなりました。
 まあ今回は曲の感想がメインなのでSMILE PRINCESSについてもっと知りたい方は「 #SMILEPRINCESS 」で検索してみてください。色んなオタクがダイマしているので。

 前置きが長くなりましたが、曲の感想へ、、、、
 第2話でようやくしっかりと1番を聞くことができましたが、180度テイストを変更してきたなあというのが第一印象です。これまでの楽曲は出自がスポーツアニメということもあり、応援ソング、熱血ソングみたいな歌詞、曲調の歌を歌っていましたが、今回はあっまあまな恋愛ソング。結成時には予想だにしなかったこの展開ですが、だからこそここまで深く突き刺さっているのかもしれません…………。

 このアニメは大きく分けて、頭脳ゲーム(決闘)ヒロインたちとのラブコメという2つの要素で構成されていると思いますが、前者をMay'nさんのかっこいいOPで表現しているのに対し、後者をSMILE PRINCESSのかわいいEDで表現しているんですよね。
 その上で、恋と駆け引きという2大要素をこんなにもかわいく歌詞に落とし込めるなんてやぎぬまかなさんは天才か・・・

「惑わして まやかして ひらり躱して タイミング見計らって 撃ち抜いて 揺さぶって うそぶいて 翻弄して」

SMILE PRINCESS『fakey merry game』より

 ここの韻踏み8コンボ気持ち良すぎる、、、、、、、、、、

 そして曲についてですが、歌い出しから間奏への転調とBメロからサビの転調がすごくいい。耳に残るけど何度も聞きたくなる気持ちよさ。でもこの曲は2番でもっとドえぐい転調を仕掛けてきそうな気配を漂わせているので早くフルで聞きたいです。

☆その他気になったこと
 上でも少し書きましたが、思っていた以上に原作からカットされているシーンが多いですね(決してこれを改悪だとは思っていないので言います)。
 所々台詞をカットするくらいであれば気に留めませんが、緋呂斗たちの初陣である「50/50」のくだりをバッサリ切ったのは驚きました。カンパニーが実際に緋呂斗をどうサポートするのかを説明するための決闘だと捉えていましたが、その辺の説明は「疾風怒濤」に置換していましたね。
 ただ今にして思えば、「50/50」は1話の「ターン制にらめっこ」と同様、画としてはなかなかに地味なゲームで、イカサマの手段も相手の画面を固まらせるという簡素なものだったのでまあ妥当かもしれないですね。
 あとはアニメの山場の1つである3話で「我流二十七式遊戯」(1巻)を完結まで描きたかったのかなと思います。このペースで進めると「不等辺三角関係」(2巻)は4~6話、「アストラル」(3.4巻)は7~12話でまとめるのかな?

 原作を読んでいる自分としてはダイジェスト感はどうしてもあったものの、描くべき点、説明すべき点は漏れなく押さえていたので特にそれに対する不満等もなく、2話も1話同様おもしろかったです。

 ということで今回も宣伝です。

 2話でも登場した多々良楓花役の瀬戸桃子ちゃんがやっている「ゲームのお天気お姉さん」という番組でその週のアニメのオーディオコメンタリー企画をやっています。
 せとももちゃんは作品についてちゃんと理解しているのでアニメから入ったという方は描かれなかった情報の補完もできたりするのでおすすめです!

 そして思わず熱弁してしまったSMILE PRINCESS歌う「fakey merry game」はこちらから予約できます。

 それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
 自分はABEMAの先行放送で1週先の話数を視聴していますので今後も週の半ばに感想記事を更新していく予定です。
※ハッシュタグをつけての共有は地上波放送後
 今後も多々良楓花役の瀬戸桃子ちゃんやSMILE PRINCESSの北守さいかさん、そしてライアラの感想について書きますので暇なときの覗きに来てください。

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