【感想】アニメ『ライアー・ライアー』 #9「闘争と掃討」
安心してくれ。何もかも、計画通りだよ
第8話に引き続きTVアニメ『ライアー・ライアー』第9話の感想を書いていきます。
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~~今回の余談タイム~~
こちらのポップアップストアに行き、色々と購入して参りました。
グッズ自体もお目当てでしたが、本命は抽選会で倉持若菜さんのサイン入りアクスタをゲットするため早々に訪れました。
結論から申し上げますと、15/15ポストカードで完敗です。
主だってお見せするものもないので購入したものの一部を貼っておきます。
こちらについても8月31日からWチャンス賞に更紗ちゃんのターンがきましたので購入しました。
結果は……
勝ちました。ありがとうございます。10連です。
等身大更紗ちゃんのパネルが自宅に届くとなるとなんかおもしろい。
9月12日は倉持若菜のサイン入り布ポスターなので頑張ります。
⚠️以下、第9話ネタバレです⚠️
「本物の彩園寺更紗」を名乗っていた≪影武者≫の正体はAR世界で声と容姿を完全に再現することのできる≪百面相≫だった。≪百面相≫の脅威によって多くの学園が混乱に陥り、英明チームの輪も大きく乱れてしまい、榎本進司と浅宮七瀬が一時的にチームを離反することになってしまった。
2人を欠いた英明チームは枢木千梨率いる栗花落女子学園と交戦になるも、白雪や乃愛の活躍、そして緋呂斗の策略により撃退することに成功。ただ、他の学園を撃退したにも関わらず一向に優勢にならない英明。そんな状況を打開するために緋呂斗は自身の手でアストラルから脱落することを選んだのだった。緋呂斗の狙いは一体なんなのだろうか、というのが第9話の大まかなあらすじです。
≪百面相≫
今回判明したことは≪影武者≫は「彩園寺更紗」のそっくりさんではなく、更紗の声や容姿を映像で再現しているだけでした。
≪影武者≫の正体は(ARを用いてる)この≪決闘≫に参加しているプレイヤーの誰にでも"なる”ことができる≪百面相≫でした。
この≪百面相≫の正体を暴いていくのもアストラル編の見どころの一つです。
≪百面相≫はその場に本人がいない(視認できない)状況を利用し、プレイヤーとの入れ替わりを決行します。
これの何が恐ろしいかというと、入れ替わり自体はもちろんですが、一度仲間を見失ってしまうとプレイヤー本人なのか入れ替わった≪百面相≫なのかを判別することができず、チーム全体が疑心暗鬼になってしまいます。
これによって、例え≪百面相≫でなくとも相手チームをかく乱させることで混乱に陥れる(チームの連携を奪う)、という作戦が有効になってきます。
VS.栗花落女子学園(枢木千梨)
栗花落戦はいろいろなアビリティを駆使した戦いで見ごたえがありましたね。
まずは大活躍をしていた白雪ちゃん。千梨の≪一射一殺≫対策として、攻撃者の座標と標的の座標、スペル使用のタイミング、そして狙いを移し替えたい座標を演算し、≪数値管理≫を用いて該当の座標を置き換えることでその攻撃の着弾点を捻じ曲げる、という無茶苦茶な離れ業を手元の端末一台でこなします。
原作のこの部分大好きです。
余談ですが、≪メドゥーサの魔眼≫で白雪の移動が制限されてしまった(ヘビに締め付けられる)シーンを見た瀬戸桃子ちゃんの反応がおもしろかったので共有します。
この交戦において乃愛ちゃんの活躍も欠かせません。
格下相手とは言え、単騎で神楽月に挑んだ乃愛ちゃんでしたが、白雪の≪入れ替え≫のおかげで適性バツグンの≪行動予測≫(翠の星)を譲渡されており無双していました。神楽月2人を倒すだけでなく、その戦いの最中、至る所に罠を配置していました。
その罠の場所(戦闘の跡地)へ栗花落を誘導していたのは緋呂斗でしたが、誘導する意図を察することができなかったのは先ほどの白雪の≪数値管理≫の強烈さや乃愛ちゃんの≪行動予測≫によって思考を誘導されていたからです。
2巻では敵として戦った乃愛ちゃんですが、味方になっても弱体化せず、それどころか強キャラムーブをし続ける安心感の塊みたいなキャラクターです。
緋呂斗について記述する前に枢木千梨についても書いておきます。
緋呂斗は≪一射一殺≫の発動条件にはチームメイトの協力が不可欠と考察しており(過去の大会データも参照済)そのために色んな作戦を用い、栗花落のプレイヤーを撃破しておりましたが、本来の≪一射一殺≫は孤軍奮闘型のアビリティで、チームメイトが全員倒れた時にのみ効果を発動する、という条件でした。ただ、それは千梨の主義に反するため≪代替条件≫を使用し、仲間がいないと発動できないという条件に書き換えていたんです。
≪一射一殺≫は合法アビリティですが規格外すぎます・・・(この作品は合法アビリティでも≪規約情報操作≫≪運命改変≫みたいな大技がありますよね)
最後は緋呂斗です。
今回も安定の7ツ星ムーブを決めていた緋呂斗ですが、3話以来の≪†漆黒の翼†≫(藍の星)登場回で、個人的にはここで≪†漆黒の翼†≫を使ってくるか~と感心したシーンです。
栗花落との交戦では、≪中和≫スペルを使用し、エリア拡張を行っているかのように見えましたが、≪†漆黒の翼†≫のよって翠(英明カラー)に上書きされているように演出(見せかけ)をしていました。
千梨はエリア拡張をスペル使用によるものだと認識していたため緋呂斗のスペル残数は減っているものだと誤認していました。だから緋呂斗が35回≪中和≫スペルを使ったことでもうスペル残数は0(反撃できない)と踏んで攻撃を仕掛けましたが、実は緋呂斗のスペル残数は豊富なため反撃することができました。
3話では久我崎はアビリティの1枠に絶対≪†漆黒の翼†≫を採用するから警戒するのは他2枠だけ、相手の通話回線を乗っ取るだけのような扱いを受けていましたが、使い方によってはなかなかに汎用性が高いアビリティなんですよね。
交戦後、千梨が生存優先の回避行動を取ったこと、神楽月を殲滅したにも関わらずなぜかエリアを奪えないこと、そして神楽月が最後に残した「俺たちは≪百面相≫の傘下だ」というセリフ。
これらが全て無関係とは思えない緋呂斗は≪百面相≫が何かをしていると推測します。
≪百面相≫の策略によって追い詰められている状況を打開するためにも緋呂斗は自らアストラルから降りてしまいます。果たして緋呂斗の狙いとは……。
進司と七瀬
ここまでずっと揉めている2人でしたが、9話のラストでようやく和解に至りました。
七瀬については進司のことが好きって言うのが言動から分かりやすくらいに見て取れましたが、進司もツンデレ属性だから素直に思ったことが言えず、ついつい強い口調になってしまうんですよね。
というのを踏まえるとこれまでの進司の言動も(言い方にトゲはあるけど)七瀬のことを想っているんだなあというのが見えてきてエモ感情に浸れます。
これまで喧嘩ばかりの2人ですが、和解を経てここからどう活躍していくのかも10話以降の見どころです。
皆さんお待たせしました。今週の倉持若菜さんの良かった点を挙げるコーナーです。
9話はワンシーンのみの登場でしたが、そのわずか数分でも””効く””お芝居をされていましたね。
・緋呂斗が更紗の部屋を訪ねた際、「誰?(警戒心)」→「お前の共犯者だよ」→「ふぇ!?(萌え)10分待って!」→「じゃあ5分!5分でいいわ!ちょっと待ちなさい」→「…どうぞ(かわいすぎる)」
この一連の流れ、更紗のことだから部屋は汚れてないだろうけど5分の間に慌てて身なりを整えて、恥ずかしながらも部屋に緋呂斗を招き入れたんだろうなあという描写が読み取れるお芝居でした。
・「ちょ、ちょっと……あんまり見ないでよ、ばか」
この「ばか」に倉持さんの真髄がこもっています。
・「っ!?!? ね、熱愛……ば、ばばばばかっ! あんたなんかがわたしと釣り合うわけないじゃないっ!」
この「ばか」に倉持さんの真髄がこもっています(大事なことは2回言う)
今週もツンデレノルマも達成です。
総評:今回もかわいかったです。
聞けば聞くほど倉持さんのお芝居に惹かれます。
他作品ですが、「実は俺、最強でした」のリゼちゃんも好き。
ツンデレキャラではなくと物静かな真面目ちゃんキャラですが、更紗ちゃんと違ってこれもまたかわいいので見て欲しい。
というわけで宣伝です。
多々良楓花役の瀬戸桃子ちゃんがやっている「ゲームのお天気お姉さん」という番組でその週のアニメのオーディオコメンタリー企画をやっています!
それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
自分はABEMAの先行放送で1週先の話数を視聴していますので今後も週の半ばに感想記事を更新していく予定です。
※ハッシュタグをつけての共有は地上波放送後
多々良楓花役の瀬戸桃子ちゃんや彩園寺更紗役の倉持若菜さん、そしてライアラの感想について書いていきますので暇なときの覗きに来てください。