フロイニと、とれ関
先週の金曜日から、INI初の地上波ラジオ番組「フロイニ」がスタートしました。
いや〜、池﨑理人くんマジでええ声ですね、ラジオ冥利に尽きる(違う)もうずーーーーーっと喋っててほしいですね。
実は、こんなに前のめりになってアイドルのラジオ聴くの、ちょっと久しぶりでした。
あぁ懐かしいなぁこの感覚。学生時代よく歩いていた道を数年後に通るみたいな、なんとも言えない切なさと懐かしさの間みたいな感情が自然とやって来て、ちょっとだけ泣きそうになった。
で、しばらく歩いていると、あの時のままの見慣れたキャンパスが見えて、なんだか当時の私たちがそのままそこにいるみたいで、気づいたらほんとにちょっと泣いてたってことがあったんですが、ラジオ聴いてたらまさにその時の気持ちと同じような感覚になりました。
それが、「ラジオへの意気込み5文字で!」のくだりを聴いたときです。
イルミネーション煌めく梅田のホテルで、友人とスマホの前に正座してた、2015年の12月。
当時応援していた、関西ジャニーズJr.8人組によるラジオ。彼らのクリスマス公演に入り、ひとしきり居酒屋で話しこんだ私たちは、待ちに待ったこの放送を一緒に聴いていました。
2015年、それは、彼らにとって「飛躍の年」でした。
中山優馬くんのバックダンサーに大抜擢され、
ツアーで踊るだけでなくMステにまで出演し、
毎年12月に約1ヶ月間行われるクリスマス公演でも8人のステージがあり。
そんな8人のはじめてのラジオは、「意気込み5文字で言ったれ!」「がんばるぜ!」って、勢いよく、8人らしく始まったのだった。
2016年の目標は、「今年超えます!!!」って言ってたね。
フロイニを聴きながら、気づけば私は、そんな8人のことを思い出していた。
当時の関西Jr.は、ユニットが存在しない時代だった。
ジャニーズWESTがデビューしたばかりで、心配の声もあった。
今やなにわ男子として大活躍の西畑大吾くんの「自分がこれからの関西を引っ張っていく」という心意気、背中にくっきり書いてあるみたいにひしひしと伝わってきて、2015年夏の舞台「少年たち」では、勝手に心配になるほどだったけど、同時にすごくかっこよかった。
大西流星くん、向井康二くん、室龍太くんの存在感もすごかった。
このとき、私にとってはじめて入る松竹座公演で、「関西Jr.すごい、関西ってほんとにすごい」と、震えが止まらなかった。
そんな中で、メインをはってくれるメンバーとは別のベクトルから「お兄さん組」として関西を支えてくれていた8人組。気づけば目で追っていた。
2015年の関西、「心配」なんて幻想だったのかな?っていうくらい、めちゃくちゃギラギラしててかっこよかった。いつと比較するとかではなく、2015年の松竹座にたしかにあったあのギラギラが、私は大好きだった。
はじめて関西Jr.の公演を見た2015年の夏。それまで、割と大きなハコのコンサートに行っていた自分は、感じたことのない熱量にすこし戸惑いながらも、きっとこの夏を一生忘れないだろうなって思った。
関西Jr.の定期コンサート(的なもの)は、春、夏、クリスマスの年3回だ。
夏の公演ですっかり関西Jr.のギラギラした楽曲とパフォーマンスのアツさの虜になった私は、福岡に住んでいる身でありながら、12月はクリスマス公演のため、なんと毎週末大阪に通った。
余談だが、ユニバが大好きだった私は、「毎週大阪行くならユニバにもついでに行けるじゃん」となり、なんとこの年、九州地方福岡県民でありながら近畿地方大阪府ユニバーサルスタジオジャパン年間パスポートを所持という記録を樹立した。
これも余談だが、この時期はほんとうに関西弁しか勝たん勢で、関西弁は8割増しでかっこよく見える言葉だと思っていた。地元の言葉なんてそんなもんなんだろうけど、博多弁の全国的優勝っぷり、なんでやねん。九州男児……はて、そんなにええんか???うちは大阪でしか呼吸できへんのや、はよ大阪の空気吸わせてくれな生きられへんで(と思っていた)。ちなみにエセ関西弁の癖は未だに抜けない。西日本の方言同士やし、うつりやすいよね。
これも完全なる余談だが、ユニバのクリスマスショーを、カップルに包まれながら一人で見たというレジェンドも築き上げた。この記事のトップの写真はその時のものだ(なんで余談の写真を使うねん)。ちなみにショーのその日の大阪、極寒だった(身を寄せ合えるプリンスも、温かい飲み物を調達してくれる王子様もおらず極寒を感じていたのはその場で私だけだったのかもしれないが)。……なんで友だち誘わなかったんだろう笑
博多駅の改札を抜けると、そこは通天閣の見える街だった。
新大阪駅のアナウンスは週末が始まる合図。
ルクアのクリスピークリームドーナツは早朝から開いてる。
難波駅14番出口には、足が勝手に連れてってくれる。
梅田スカイビル=夜行バスWILLERの場所、ときどき中津。逆向き(東京行き)のヤコバに乗る友達と「また来週!」とハイタッチ。
足腰バキバキで迎える薄暗い車内の朝、早朝の靄の中に見える博多駅。
……毎週末&週明けのroutine
とんでもない生活をしていた自覚はあるけれど、灰のように青春時代を過ごした私にとって、各地に友達ができ、毎週のようにキラキラした場所に行けるあの時代こそ、遅れてきた青春時代だったなぁと思う。
だから、あの8人の中にも、キラキラ……いや、「ギラギラ」した青春を見ていたのかもしれない。
「俺を見ろ!!!」と言わんばかりにガツガツと踊る8人のステージが大好きだった。
かと思えば、表現力豊かな儚いダンスで魅せる8人が大好きだった。
色んな経験をさせてもらえて、一つひとつに新鮮にワクワクする姿が大好きだった。
自分たちでスタジオを借りて練習までするアツさが大好きだった。
何より、8人で笑っている8人が大好きだった。
2016年、彼らの望んでいた未来とは違った。
そしてそのまま、あの「2015年の先」はやってこなかった。
彼らが「いちばん望む形」としては。
全ての努力が報われるはずはないんだ。
そう思った。
だけど、「過程が大事」っていうありきたりな言葉も嘘じゃないんだよっていうことは、
雑誌に8人で載るたび、
公式グループにしたいと言うたび、
ラジオで決めたメンバーカラーが使われるたび、
「その日」は近いのかなとワクワクしたあの時間が「たしかにあった」っていうことが証明してくれてると思うから。
全ての努力が報われることはないけれど、きっとそれは「『最初から』いちばん望んでいた形」でという条件においてのこと。
8人の中には、CDデビューをした子もいる。
まだCDデビューはしていないけれど、引き続き活動をがんばっている子もいる。
……今どうしているのか、わからない子もいる。
だけど、「今」の8人それぞれが、今の自分が望む自分で有れていれますように。
ファンは、ほんとうに無力。
だから、そう望むしかないんだ。
でも、ファンは勝手でもあるから、やっぱり思ってしまう。
8人で単独公演、見たかったなぁ。
私は11人に、あの8人の夢の続きを見ている瞬間があるのかもしれない。
Rocketeerを見た瞬間感じた、あのパワー、ギラギラ感。
いいものをつくるために、妥協を許さない姿勢。
自分達で振り付けを考えたり、スタジオに遅くまで残って練習したりするストイックさ。
メンバーが素でいるときの、わちゃわちゃしたあのあたたかい賑わいと安心感。
アーティストに抱く気持ちは、さまざまだ。
方向性が違うから、比較するものではないのだけれど、あの日のあの時のような、あんな風に心が震えるグループにまた出会えたことが嬉しかったりしている。
11人がずっと日向の道を歩いてくれますように。
雨の日も、彼らのところには穏やかな優しい恵みの雨が降り注ぎますように。
追伸。
関西弁はやっぱり素晴らしいと思う。今でもそう思う。
でも、私は気づいてしまった。博多弁が全面勝訴たる所以を。
もう息を吸うだけで福岡県を感じられるこの上ない幸せに包まれて生きておる。
福岡に住ませてくれてありがとう、福岡の空気を吸わせてくれてありがとう、福岡、ありがとう!
生まれてよかった福岡に(やっててよかった公◯式のリズムで)!!!!!!!!
博多駅の改札なんてさ、そう、抜けなくていいんだよ、どこにも飛び立つ必要はないんだ。
福岡にいるだけで心が強くなれること、何より大切なものを気付かせてくれたね。
池﨑理人くん一生応援しますぞ!!!(軽々しく言っておりません)
追伸ついでに、成人のお祝い動画を自作曲にのせて作ったので載せておきます!