家族葬のCMは死人に口なしすぎないか【雑記】#5
閲覧いただきありがとうございます。
始めに言っておきたいが、これから書くことは何かの批判でもなければ、特定の人間に対する反論でもないことを先に述べておく。
ただ、なんとなくそう感じたことをつらつらと書き留めておこうと思う。
タイトルにもある通り、家族葬のCMが死人に口なしすぎやしないかという新視点をユーモアに沿って書くだけです。
最近、よく耳にするようになった、家族葬という言葉。家族や親しい友人などだけで行う、小規模な葬儀のことを指す。
子供のころ、おじいちゃんが亡くなった際は、結構な大人数が参列していたのを覚えている。しかし、正直この人、故人とどういう関係だったんだろうみたいな人は結構たくさんいた。どのくらい親しいのだろうか、、、みたいな。
それくらいの関係の人を呼ぶのもいいけど、こじんまりと少人数で別れの場を設けるというのも最近のトレンドなのだと思う。
話を戻して、CMの話をしよう。
最近みた家族葬のCMでは、こんな場面があった。
恐らく故人役である、70歳くらいの高齢のお役の方が、羽を生やし、頭に輪っかを乗せ、天使になり、ブランコに座りながら、語りかけてくる。
「大きい会場での葬儀もいいけど、少人数の葬儀も悪くない」的なセリフを確か言っていた。
そこで自分が思ったのは、
「いや、あなた役になりきってるけど本当は死んでいのになんでそんなことを!」と。
少々メタ的な視点ではあるが実際そう思いませんか?
そもそも、亡くなった方が生き返った事例事態、科学的に解明されているものは、ほとんどないのだと思う。
そんな微々たる事例の中に、葬儀まで経験してから生き返った人など人類史で見てもいるかいないかだろう。知らんけど。
そしてさらに言うとすれば、二つのタイプの葬儀を経験している人は0だと思う。
だとしたら、何を根拠に良いと判断しているのか。
少人数のほうが費用が抑えられたから?
そんなの故人が考えることではない!
つまり、体験した人がいない以上、どっちがより良い選択かは、判断できないだろう。
このCMは生きている人だけで構成されている。
じゃあ、もし亡くなった人が実際に体験して、家族葬が最悪だった!と感じた場合は?
そんなのおかまいなしですよね。だって亡くなった人は口を開かない。
まさに死人に口なしとはこのことです。
酷いじゃないですか。体験してもないのに勝手に人生の最後の瞬間の良し悪しを決めるなんて。
もしかしたら、盛大にやりたかったかもしれないじゃないですか。
古墳やピラミッドに憧れていたのかもしれない。
はい。難しいことは考えないようにしましょう。どう考えても自分の考えすぎです。
おやすみなさい。