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want to を最大化する教師。

  • 「やらなければいけない業務が多い。なんで休みの日も仕事してるのだろう」

  • 「このまま一生を過ごすと考えると、なんかモヤモヤする」

  • 「仕事を辞めたいけど、次に働ける場所があるか不安。辞めれない」

 と、あなたは悩んでいませんか?

 教員を目指してここまでやってきたのに、教壇に立つことができるようになったのに、なぜかモヤモヤする。

 モヤモヤとは違和感のようなものです。自分の理想と現状のスペースの大きさがモヤモヤを生み出すのだと思います。心の底にある理想の人生とは程遠い現状の自分に、違和感を覚えるのです。

 もっと心の底からやりたいことがある。でも忙殺されていて、それが何か分からない。モヤモヤがあるということは、何かしらの理想の人生があるはず。でも理想の解像度は低い。自分は何をしたいのだろう。したいことがあっても、時間がない。月から金は学校にこもりっぱなし。土日は仕事の疲労の回復に時間を使っている状態。いや、回復なんかじゃない。次の月から金の準備を職員室でしているじゃないか。

 僕は公立中学校の教員をしています。上で書いた気持ちは、以前僕が抱いていた感情です。心のモヤモヤと隣り合わせで教壇に立っていました。

だがしかし!

今現在は、自分らしく生きるために燃えています。勇気が溢れています。最高の人生にする。

なぜこれほどまで、気持ちの変化があったか。

 ある仕事論を心にインストールできたのです。心の書き換えに成功し、アップデートしたことで、勇気が出たのです。この仕事論を手に入れるまでたくさん回り道をしました。

 この記事では、私がインストールした仕事論を簡単にお伝えします。「生徒のために」という教育書にありふれた精神論を語りません。そんなもんみんな分かってるわ。分かった上で、僕は自分の人生が充実するための仕事論を貫き、教壇に立ちたい。

 ある意味、自分本位な仕事論に聞こえるかもしれません。それでOK。 教える者の生き方が、学ぶものを感化して、はじめて教育の成果が得られると私は信じています 。 爆裂に自分の人生を充実させにいきましょう。

 今回は、自分の人生を充実させる「教師の仕事論」をお伝えします。あなたの心に1%でもインストールできるように感情をこめて、この記事を書きました。最後まで読んでいただければ幸いです。

■教師の仕事は無限 

教員は「人に向き合う」要素がダントツで多い仕事です。僕は一生懸命に仕事を行い、責務はしっかりと果たしたいと思っています。「自分の担当するクラスの生徒には”ええ思い”をしてほしい。」「同僚の先生と連携して素敵な学年にしていきたい。」など前向きな情熱をもっています。

教員のすべての仕事は”思い”から生まれます。

 その思いから生まれる教師の仕事は無限です。本当に無限にできることがある。子どものためにならない業務も山ほどあります。処理することが多すぎるのです。超過勤務100時間越えはあたりまえ。土日の部活動指導後に職員室にこもり、次の週のために準備を行う教員を数多く見てきました。 

「子どものお迎えに行かないと!」とパソコンを持って帰り、子どもを預けている施設に行く共働き教員も多いです。帰ってからご飯などの支度をして、子どもを寝かしてからパソコンを開く毎日。

「同僚の先生に迷惑をかけたくない」「同僚から”指導力がない”と思われたくない」という子どもではなく、大人を軸にした”思い”もあるでしょう。自分のクラスは自分で守る。他の先生にシワ寄せがいくのは申し訳ない。自分の担当する範囲の仕事は、プライドを持ってより良いものにしていきたい心理が働くのです。

 さまざまな思いを現実化させるために、一生懸命に仕事に取り組みます。時間をかけます。
その結果、代償として自分の人生の時間や家族や恋人などの大切な人と過ごす時間、自己研鑽の時間 、健康を維持するための時間を犠牲にするのです。

■have to の生き方を選ばない

仕事をバリバリの生き方を好きでやっている場合は幸せな生き方だと思います。その教員はwant to(したいこと)に情熱を傾けているからです。

しかし、学校行事の準備や多くの業務に追われ、やらざるを得ないから have to(しなければいけないこと)の仕事ばかりする生き方は、僕は嫌です。

自分のリソース(能力、体力、時間) をhave toばかりに使うことを選びたくはありません。

 have toの仕事に反対?そんなことは”綺麗ごと”だとみんな言います。自分の心と体の健康を二の次にして、学校の歯車となることは良くないことだと、みんな理解しています。

理解はしているが、”綺麗ごと”だと片づけられて終わりです。

 なぜなら人を相手にする職業なので、have to の仕事であっても投げ出すわけにはいかないんです。投げ出すと月曜日からの授業や学級指導が上手く回らないんです。そうなると最後に困るのは生徒なんです。

 わかる。めっちゃわかるけど、”自分の幸せな人生”を諦めていい理由にはならん。

  • 「自分は指導力がないから仕方がない」

  • 「自分は仕事が遅いから仕方がない」

  • 「今は忙しい時期だから仕方がない」

  • 「地域柄仕事量が多いのは仕方がない」

  • 「生活のために働かないといけない」

  • 「安定した給料だから我慢も必要」

など自分自身を無理やり納得させてはいけないと思う。好きな人と好きなことをして過ごすのが最高の人生ってもんでしょう!僕は幸せだと心の底から言える人生を送りたい。そのために仕事をしているんだ。

■モヤモヤに向き合おう

自分自身を無理やり納得させてはいけない。自分の心の壺のモヤモヤにフタをしてはいけない。フタをすると一時的には収まったように思えますが、壺の中で心の問題が成長していきます。そして、いつか成長した問題にぶつかります。

 夢を語っていた私の同期の何人かは、がんばりすぎの反動で教育現場を後にしました。教師になりたいという思いで必死で勉強し、教員採用試験に合格したのにも関わらず、心を病んだのです。心の問題を倒すなら今です。

 問題が表に出なくても、心の壺のモヤモヤを放置していると、モヤモヤの共存状態が当たり前になります。当たり前が長引くと、もはやモヤモヤする感覚もなくなってくることでしょう。

 そして、40歳になった未来の自分は、未来の若手教員や自分自身の子どもに、寂しいことを言うのです。「仕事ってのは、やらなければいけないことを処理していくことやで」

■100%でリソースを使おう

モヤモヤにフタをするな、とは言っても、現実を変えるのは厳しいですよね・・・

以前の僕も「無理だ」と思っていました。でも現実は変わった。18:00までには学校を出ている。もちろん家で仕事はしていない。

あなたも現実を変えることができる。

現状を変えることができない理由を生み出し、その理由で頭の中をいっぱいにしてはいけない。 人間には リソース(能力、体力、時間)が限られている。限られたリソースを現実を変えるために使いましょう。

脳の容量を仮に100とする。この100をどう使うか。

”現実を変えるためにどうするか”を考える容量50+ ”現実を変えれない理由”を考える容量50 

2つの反する考えがあるときが、モヤモヤの状態です。限られたリソースを”現実を変えれない理由”に使うのはもったいない。

”現実を変えるためにどうするか”を考える容量100で生きる。

業務に追われて本当に忙しいとき、現実を変えれない言い訳が湧き出てくることはあります。 僕自身何度もありました。「忙しすぎる。無理や」。忙殺されると自分の本音を見失います。でも、それで脳をいっぱいにしてはいけない。自分で何を考えているかを認知しましょう。「現実を変えるために、どうするか」。

 この考えを100%脳に埋めつくすことができれば、現実を変えるためにアクションを起こすことができます。

 あなたは、必ず現実を変えることができる。なぜなら今、あなたは教師をできているのだから!どれだけ厳しい状態に立っても、粘り強く指導してきているのだから。一般の会社とは比較できない仕事内容と量を、意思の強さと責任感で取り組んできているのだから。

 「あんなことがしたいけど、今の自分にはできない。」と思うことでも、時間の経過とともに案外できるようになるもの。時間の経過とともに自分の能力は上がっていくからです。一方で本当にできないことは「できるかどうか」すら思いつかない。つまり、今心に何か浮かんでいる時点で実現の可能性はあります。

できない理由より、できる方法を考えましょう。幸せを掴むための行動できる時間や体力、脳の容量は限られているのだから。

■人生を充実させる仕事論とは


have to を最小化し、want toを最大化する。

 これが人生を充実させる仕事論です。

やりたいではなく、やらなければいけない業務に多くの時間を使って疲弊しているあなたへ。自分の工夫と選択で want to(やりたいこと)に時間を使えるようにしていきましょう。できます。

  僕のNOTEでは、have toを最速で終える具体的な教員の技を紹介していきます。すべては、限られた自分のリソース(能力、体力、時間)を want toに使うためです。

 僕のwant to は、「こだわって授業準備をすること」「分かりやすい授業をして伝えること」「生徒の良いところを褒めること」です。この3つの仕事は好きでやっている。時間を使いたいと思う。逆にこの3つ以外のすべての仕事はhave toにあたります。

 そもそも have to は絶対にしないといけない仕事なのでしょうか。自分で勝手にそう思いこんでいませんか。勝手に感じとった外圧に押しつぶされていませんか。以前の僕は、上司に何か言われたわけでもないのに、外圧の空気に従い自分のwant to を削り、have to をこなしていました。

でも今は、全くそんなこと思わない。僕の本音は・・・

 休日は奥さんとデートや旅行に行きたい。海外旅行にも行きたい。もっと本を読みたい。おいしいラーメンを食べに行きたい。このブログにたくさん記事を書きたい。これから生まれる子どもを奥さんと一緒に育てていきたい。人生のwant toに時間を使いたい。

 僕にとって教員の仕事は have to が多い。でも上に挙げたような want to の仕事ができる。よって今は、仕事を辞める選択肢はありません。

 辞める選択肢は今はありませんが、 want toが増えるにつれて不思議なことに、いつでも仕事を辞める覚悟が出てきました。自分の人生をコントロールできているという自信がついたのでしょうか。

■あなたへのメッセージ

今回は仕事論ということで抽象的な内容を書きました。具体的なことは別の記事に書いていきます。  

このNOTEでは、仕事はしっかりと行った上で、早く業務を終えるノウハウを紹介していきます。 単に仕事に手を抜いて、早く業務を終えることはしません。同じ学年の教員にしわ寄せがいく働き方・生き方は僕のwant to ではありません。

このブログの記事を読んだあなたが、少しでも教員生活のヒントととなるものを得ることができれば、とても嬉しいです。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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