記事一覧
【雑談】なんて素敵な地獄浴
こんにちは、たぴ岡です。
7月10日から「むつむ高校文芸部誌 夏ノ号」が公開されております! 今回のお題は「地獄に見つめられている」でした、この時点で最高すぎますね。総勢8名の描く様々な地獄を浴びられる部誌になっております! みんな読んでね!
ということで、部員のたぴ岡が喋り倒す雑談回です。以下、無意識にネタバレをする可能性がありますので、未読の方はお気をつけください。ボツ案の話もあるよ😌
【雑談】折本 と ネプリ を 覚えた!
こんにちは、たぴ岡です。
先日……もう先月ですか。5月ってそんなに短いイメージなかったのに、振り返る間もなく1ヶ月が過ぎていきますね。こわいこわい。
じゃなくて、先月下旬に開催されていたイベント「#ペーパーウェル12」に私も参加させていただきました。はじめての折本、はじめてのネットプリント、はじめてのペーパーウェル……というお話をしたくて、今月は早めにやってきました、雑談のお時間です。
【雑談】愛すべき黒い羊よ
こんにちは、たぴ岡です。
先日ついに「むつむ高校文芸部誌 春ノ号」が公開になりましたね〜! いやはや嬉しいものです。こういう企画に参加するのが夢だったので、本当にわくわくしてうきうきして楽しかったです✌️
ってなわけで、今回はむつむ高校文芸部員としてひとつ雑談をさせてくださいな。
https://booth.pm/ja/items/5648007
私は読むのが遅すぎる上に優先順位をつけ
【雑談】うーん、今日は血管ないみたい!
こんにちは、たぴ岡です。
先日かかりつけの病院で血液検査がありまして、また負けてしまい、やっぱり私の血管は細すぎるんだなぁ、としんみり悲しくなりました。みなさまはすんなりと採血が終わるのでしょうか……。
というわけで、今回は血管が細い私の採血のお話をしようと思います。
私がはじめて採血に挑んで惨敗したのは、たぶん中学3年の冬でした。母と姉に連れられて献血に行ったときのことです。わりと小さ
【雑談】ゆるキュンになりたかった
こんにちは、たぴ岡です。
今日も思うように動いてくれない老齢のパソコン(いつから一緒にいるか思い出せない)とにらめっこしながら、キーボードをぱたぱたと打っています。
今回はちょっと宣伝気味に、自創作のお話をさせてください。
僕とお前と正義と悪と
僕を助けてくれたヒーローはニヒルに笑った。もっと強くならないと、“悪”にまけちまうぞ――。
とまあ、こういった青春(っぽい)物語を書きまし
【雑談】エッセイを書きたい!
お久しぶりです、そして明けましておめでとうございます。たぴ岡です。
やっぱり、せっかく note のアカウントを持っているのだから、なんらかの記事を書きたいなぁと思って帰って参りました。
一発目の今回は「エッセイを書きたい!」というテーマで、雑談をしませんか。一方的に私が喋る(というか書き連ねる)だけではありますが。
私の中でエッセイというものは、ほわっと心が温まったり、何かしらの教えが
【短編】愛すべき地獄
高校生になったときから、ずっと好きな人がいた。彼がいれば、それだけで生きていくことができると、本気で思っている。彼という存在がこの世界にある、その事実だけで、私は生かされていた。
彼は私の方なんて一度も見ない。私とは住む世界が違うのだから、仕方ない。いつの日かこちらを向いてくれたなら、どれくらい幸せになれるだろう。そう考えることはあっても、何かアピールをしたり視界に入ろうと工夫をしたりすること
【ショートショート】私たちの世界
──ねえ、このままふたりで、いつまでも、いっしょにいようね。
ふたりのお気に入りの曲が流れるオルゴールを回す手は止めずに、彼女の顔を見た。嬉しそうで楽しそうで、このまま時間が止まって、子どものままふたりはずっと一緒にいるのだろう、なんてぼんやりと感じていた。
──あたりまえだよ。ぜったい、はなれたりなんかしないよ。
家の外で集めた汚いダンボールの中、それが私たちの世界だった。それを部屋のク
【掌編】彼女は消えた
まだ朝が来る前に、俺は目を覚ました。いつも隣にいたはずの恋人の気配はない。枕元にひとつピアスを残して、あの甘ったるい香水の香りをこの場に置いて、いなくなっていた。目元が熱を持っている。彼女のことを思うと、目の前が霞む。
昨日の夜さらりと撫でたあの髪の感触が手のひらに残っている。唇を重ねたときの柔らかさがすぐそばにある。抱き締めたあの温度がまだ腕にとどまっている。彼女が言い放ったあの言葉も、記憶
【140字小説】さよなら君よ
君が構ってほしそうににゃあと鳴くから、仕方なく抱き上げた。徐々に軽くなっていく君に気付いてしまった僕は、本当は抱っこしたくないんだ。だって、それはきっと、そういうことだろう──?
いつかまた、会いに来いよ。僕が見ているなんて気付いていないだろうが、最後に出て行く君を見送った。
お題「猫」
【140字】このゆびとまれ
放課後、図書館でぼうっとしていたらもうこんな時間だった。慌てて帰る準備をして外に出てみれば、少年たちが公園で遊んでいるのが見えた。鬼ごっこ、だろうか。僕は久しく走っていないことを思い出す。そして、友人と外遊びなんかしたことないことも。首を振って帰路につく。と、少年がこちらを見た。
お題「この指止まれ」
【ショートショート】粉々に割れた
ガシャン、ひとつ衝撃の音が鳴る。
周りからは「またやったのか」とため息がもれる。客からも呆れた視線が感じられる。ため息と冷たい視線で、自分の居場所がどんどん狭まっていく感じがする。
「す、すみません」
私はできるだけ小さくなりながら、できるだけ大きめの声でそう言った。けれど、どうせ私の声なんて誰も聞いてはいない。どうせ私の謝罪なんてどうでも良いと思っているのだろう。嘲笑うような、馬鹿にするよ