小説:国際フェリペ大学の元教授がニュースを穿って見てみたよ♡ アホウドリのニュース。
アホウドリの長寿新記録、5年近く伸ばす伊豆諸島での調査で確認
アホウドリ。名前は知ってるけど、どんな鳥か知らないでおなじみのアホウドリ。見た目想像してみて、名前聞いたことあるくせに全然想像できないよね?私はなんとなく青みがかった黒とか灰色を想像してた。なんでだろ。というか逆になんでこんな名前は知ってるんだろ。やっぱりアホウかな?アホウのインパクト?それにしてもひどすぎる名前じゃない? 無慈悲すぎるよ。あなたがもし何か新種を発見したとしよう。虫でも動物でもなんでもいいよ。それにアホウってつける?
なんかニホンオオクロドリとかって見た目とかからでつけない?今、ニホンオオクロドリって適当に作ってもそれなりにできたよ?もうちょっと優しくてひねった名前つけてあげようよー。アホウドリって。そりゃないよ。シンプルイズベストってこと?
それかアホウドリを発見した人は史上稀にみる新種発見マンで、新種見つけすぎて飽きてたとか?
流れ作業?ルーチン業務?もっと丁寧に仕事してあげてよ。この人が人間を見つけてたら二足歩行とかいう名前になってたのかな?いや、でもこの新種発見マンも人間だからそれはないか。でも人間を人間って名付けた人間がいるわけで、そいつは人間より先に産まれた人間ってこと?鶏が先か卵が先かみたいな話?難しいって。
調べてみたらアホウドリはなかなか面白い鳥だね。まず見た目は白と黒。私の予想は外れ。全然悔しくはない。凪。
アホウドリは羽を広げると2m強あるらしく、日本に住む海鳥ではトップクラスにデカいらしい。へぇー。というかアホウドリって日本に住んでたんだ。言われてみればアホウって名がついてるから日本にいるのは当然なんだけど、なんとなく海外にいるイメージだった。おそらく私だけでしょうが。
2024年にはウィズダムと名付けられた世界最高齢74歳のアホウドリが卵を産んだらしい。すごいね。ちなみに平均寿命は12〜40歳くらい。平均の幅広っ。
そしてここからがすごい話。なんとアホウドリは一度絶滅していたらしいのです!え?どういうこと?となりますが聞いて。
アホウドリからは質のいい羽毛が大量にとれるため戦前から乱獲が進み、ついに1949年には絶滅宣言が出されてしまいました。ですがなんとその2年後に東京から約600km離れた遠い島に10羽だけ生き残りがいたことを発見しました。よかった。そこからは大規模な保護活動を行い今では4500羽ほどまで個体数を増やしております。というのがアホウドリの歴史。波瀾万丈だね。
よく「地球上に俺とお前2人っきりになったら結婚する?」「えー?どうしようかなー?」とかいう非建設的な会話が繰り広げられることがあるが、アホウドリはリアルにそれに近いこと体験していたということ。アホウドリもこんな会話したのかな?
いや、この会話は仲間がいっぱいいる時の会話だから「みんないなくなっちまったぜ、チクショー!」みたいなゾンビ映画的な発言の方が正しいね。私だったら絶対言う。言っちゃう。
アホウドリのことなんか好きになるね。アホウドリのことをもっと知ってもらいたいよ。そしてこんなことは繰り返さないようにしないと。アホウドリからはこんな学びがあるのに、名前のせいでなめられてる。やっぱ可哀想だって。アホウドリ。ひどい名前だよ。
今日のニュースのまとめ。
でもこの名前のおかげで知名度があがってるならそれはそれでいいのかな?