テンヲミツメテ
命の重さをみんな同じ
なのになぜ
命の長さはみんな違うの?
私、そんなに悪い子だった?
まだワガママいってても平気
素直にならずに甘えても大丈夫
勝手に思い込んでいた
いつか素直になったらいいって
安易に考えていた
そんな浅はかな考えだった私は
何年も何年も這い上がれず
笑顔の向こうで
誰にも見せずに孤独とたたかっていた
いつも楽しそうだねって言われるたび
どんどん鍵をかける
いくつもいくつも
そんなに私楽しそう?
うまくかくせているのかな
これ以上鍵かけたくない
だけど、もうどうやって
自分をだしたらいいか分からない
いや
だしたいと思わなければいいのだ
日々、壊れていく細胞とともに
私は進めばいいのだ
私の命の長さはあとどれくらいですか?