どう書き始める? 執筆時間を縮めるには?「書く」にまつわる24個の質問に答えました
本記事は、「この春こそはじめたい!『書く習慣』が身に付く 1週間プログラム」内で捌ききれなかった、事前アンケートでいただいた質問たちに回答したものです。正直こんなに来るとは思わず、資料に入れ込むのが間に合いませんでした(土下座)
本当にめちゃくちゃ質問をいただき、「みんなたくさん悩んでるんだなぁ…!」と感じたので、微力ながらお悩み解決のお手伝いができたら幸いです。
詳しい講義内容は下記で!
#1 いい感じに書きたい!
うまく書き始められない・まとまらない
あくまで一例ですが、わたしは下記のパターンが多いです。実はテレビのニュースも「おはようございます」で始まり、「いってらっしゃい!」でおわるので(笑)。あまり難しく考えなくても良いと思います!
読みやすい文章が書きたい
基本は上記ですが、「読みやすさ」も人それぞれ違うので、自分が「この文章読みやすいな!」と思ったらそれらの記事や本を見て、どこを読みやすいと感じたのかを分析してみるのもオススメです。
やわらかい文章が書きたい
わたしはタメ口を混ぜるのと、友だちにLINEを送るような感覚で書くという方法をとっています。ちょっと崩すというのでしょうか。「いやいやいや!」とツッコミを入れたり、「マジでクソだと思いました」など、普段自分が口頭で使っているような言葉を混ぜると生感が出て好きです。
面白い、魅力のある文章のポイントが知りたい
「これは嘘偽りない本音だな」と思わせる文章です。作家さんでいうと、さくらももこさん、岸田奈美さん、中村うさぎさんあたりは「赤裸々!」な印象。やっぱり自分が普段使っている言葉で書くことで、本音が出てくると感じています。
想い、気持ち、考えを言葉にできない
もしそれが日常的に誰かに話すときにはできる場合、音声を文字起こしするツールを使って、口頭で喋ってから整える、というやり方がオススメです。口頭でもできない場合は、友人や家族に壁打ちしてみて、内容を録音してみるのも良いかも。「書こう」と思うと言葉は出てこなくても、誰かには報告できることもあります。
もしも日常的に気持ちや考えを人に話すタイプではないのであれば、「出来事ごとに感想を持つ」癖付けを。映画を観たら、本を読んだら、人と会ったら、何かに参加したら、3行でも良いので日記を書くなど、とりあえず「感想を持つ」ことから着手していくと良いです。ゼロからアウトプットするのは難しいので、まずはコンテンツにたくさん触れてみる!
あと、現時点では「嬉しい」「楽しい」でも良いから出してみる。その後経験を重ねたり、本を読んだり人との会話のなかで素敵な表現や言葉選びを見つけたら、それを自分のなかに取り込んで、少しずつ表現のストックを増やしていけば良いのです。
#2 読者目線で書きたい!
人に伝わるように書きたい
まずは「自分のため」と割り切って、誰かに伝えようと思わない。いきなり相手のことを考えるのは難しいので、2ステップで考えると良いです。
そのうえで、「誰に伝えるか」を決めるとき、
このどれかに引っ掛かれば、誰かしらには伝わるとざっくり考えてみてください。
誰かを傷つけてしまわないか怖い
わたしは繊細な内容を書くとき、言い訳作戦をよく使います。
「もちろんこういう人もいると思う」「あくまで個人的には、わたしの場合は」という点を前置きしたうえで書けば、万が一何か批判があったとしても、ひとつの材料になるのと、書きながら自分が安心できるので言い訳しておきます。
「書きたいこと」「読まれること」どちらを書けばいいか
どちらでもいいし、わたしはどちらも両立できると思っています。こちらの記事を見てみて!
#3 ラクして書きたい!
執筆時間を縮めるには?
わたしは日記は10〜15分程度、ノウハウ系は30分〜1時間程度で書くことが多いです。更新後も1回だけバーっと見て気になったら微調整しておわりなので、あまり見直さないのもスピードを速くするコツかも。
あと、やっぱり構成を決めてから書くとスピードが桁違いです。「構成案」と重く捉えずに、大枠のテーマを決めて、見出しを2つとまとめ、と4つの項目を箇条書きで4つ決めると考える。日記というよりノウハウ系記事にオススメです!
イベント内容をまとめる前に気力を失う
次の日になると億劫になるので、できれば覚えているうちに一言でも良いからまとめておく癖を。全網羅するレポートを書く必要はないので、自分の琴線に引っかかったことだけをまとめるでも良いと思います。出さないほうがもったいない〜!
イベント参加中にちょこちょこツイートしておいて、ツイートをnoteに貼ってコメントを書く、というのも良いと思います。
イベント参加者さんがTwitterをメモとして上手に活用していたので見てみてほしい!
加筆修正したくなっておわらない
基本的に記事はサグラダファミリアのようなもので永遠におわらないものだと思っているのですが、「加筆修正したい!」と思うのは自分が成長している証でもあります。
わたしは「中途半端でもとりあえず出す」ほうが大事だと思っているので、今できる自分の最大の表現をしたうえで、また次回「もっとちゃんと書きたい!」と思ったら、また同じテーマで書いてみるのもアリだと思います。別に同じテーマで何個書いても良いのだから!
#4 文章+aの小技
文体は「断定調」「ですます調」どちらがいい?
わたしは記事によってバラバラです。正直に申し上げると気分です(笑)。なんとなくですが、ノウハウを共有するときはですます、日記は断定のほうが正直に書ける感覚がするので断定にすることが多いです。自分が素直に書けるほうで!
文章を引き立てる素材の集め方が知りたい
noteには「みんなのフォトギャラリー」というめちゃくちゃ便利なものがあるので、ぜひ使ってほしい! あくまでnoteにおいてですが、文字入れしてもしなくてもそこまで変わらない感覚。ノウハウ系は入れてもいいかも。
みんフォトで検索するときは、「書くこと」がテーマなら「鉛筆」「紙」などアイテムで検索してみると他の人と差がつけられるのでオススメ。
記事にリンクを貼るときの注意点
埋め込んだほうが見やすいと感じております。noteならURLを直接貼って、エンターキーを押すと自動で埋め込まれます。もしも書籍などから文章を引用するなら引用元を書いたり、本のAmazonリンクなどを貼っておくと◎です
統一感がない・ジャンルが定まらない
統一感を出したいのならマガジンで出し分ける。「旅」「本の感想」「日記」など。参考までにわたしのマガジンリストを貼っておきますが、ジャンルがぐちゃぐちゃなのがよくわかると思います。
そして、ジャンルが定まらないとの悩みですが、以前元祖ノマドワーカーの安藤美冬さんに取材させていただいたとき、「いくつか発信をしてみてから絞ればいい」「自分の好きなことや得意なこと、特徴など、3つキーワードを出して発信するといい」とおっしゃっていました。
わたしなら「フリーランス・ゆるふわ・ライター」など。「ガジェット・サラリーマン・猫」「主婦・料理・旅」など、好きなものや得意なものから3つ出してみるといいかも!
個人情報をどこまで出すかで悩む
個人が特定されることや場所がわかることを載せてはいけないのであれば、ボカして書くのはどうでしょう?
大学時代の友人でも「友人」と一括りにするとか、上司なら「会社の人」に変えるとか。場所も、都内在住でも神奈川にズラすとか、いくらでもフェイクは入れられるしそんなに支障もないと思うので工夫してみてほしいです!
#5 その他
執筆環境を快適にするためにしていること
正直スマホで書くことが1番多いので、スマホの操作でストレスを感じることを避けるべく、iPhoneは新しいバージョンのものを使うようにしています。あと、noteやメモなどのツールは右端に寄せて、親指が届く範囲にしてる!
PCの場合は高さが重要なのでこのあたりを使っている。モニターがあると執筆スピードも速くなるので、わたしにとっては必要なアイテムです。
書くことで食べていけるようになるまで
わたしは会社員としてライターをしていたので、「転職してすぐ」食べているといえば食べているけれど、独立という意味でいうと1年ほどかかっていると思います。
インタビューに挑戦したい
Twitterで募集してみるのも良いし、スモールインフルエンサーであれば全然受けてもらえる可能性は高いので、挑戦していって良いと思います!下記参考に!
SNSの運用にも力を入れたい
このあたりが参考になるかもです。わたしは「力を入れずに確実に続けられるような方法を模索する」タイプなので、いかに自分にとってラクな抜け道を見つけるかがコツだと考えています。
炎上はしたくないけどバズりたい!
バズることと炎上することは紙一重はないと思うけど、バズるのは簡単なことでもないので、わたしはフォロワーさんと良好な関係を築きながら、ある程度の人に読まれれば満足しちゃうかも。
あと、バズるかはわかりませんが、読まれたいのであれば「誰かにプラスの情報(発見・笑い・癒し・タメになる)を与えているか」を意識してみると良いと思います。
バズに関してはわたしはちょっと専門外なところもあるので、バズる系の書籍を参考にしてみてください!
フリーランスとしてすぐに金銭的にも潤う仕事は?
欲望に忠実すぎてちょっと笑ってしまったwww 金銭面だけで考えれば、もちろん高度な専門知識を必要とする職種のほうが報酬額は大きいので、エンジニアやマーケターなどが良いとは思いますが、「すぐに稼げる」仕事が仮に存在するなら、すでに全国民着手していると思うので、長期目線は必要だと思います。
そもそもフリーランス=儲かるというものでもないので、本業をやりながらプログラミングスクールに通う、フリーランスとしても活かせそうなスキルを身につけられそうな会社で働くなど、ジリ貧にならない状態で少しずつ目指すことを考えたほうが良いかも。わたしも会社に勤めながら副業していました!
ちなみに「書くこと」で「報酬額が大きい」のみに絞って考えるのなら、リサーチ系記事よりも取材記事、あるいは専門知識を必要とする記事、記事広告、そしてお金のありそうな大企業の案件が良いと思います。(ストレート)
タスク管理をどうするか
そもそもタスク管理というのは、あまり綿密に管理するとタスク管理自体がタスクになってしまうので、わたしはいかにラクをするかが大事だと思っています。
わたしもメモで「やることリスト」を作ったりしますが、タスクが発生したらその場で書き、遅延したら書き写すというより「明日!」と一言書いて寝るなど、ものすごく雑にやっていますがあまり支障は出てないです(笑)。
心に残ったことをどこに書くか
個人的には、「心に残ったこと」ってすぐに消えちゃう儚いものだと思っているので、いちいちノートを取り出していたら忘れちゃいそうだなと…! だから、スマホのメモでパパッと記録するようにしています。
もし手書きが良いのであれば、スケジュール帳のバーチカルページの下のほうに書くようにするとか。ノートが増えると管理が面倒くさそうだし、荷物が増えそうだなって!(ズボラ)