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フリーランスを続けるために、大切にするべき5つのこと
2020年4月1日。
無事にフリーランス2年目を迎えました。
こちらの退職noteを書いてから早くも1年が経ったわけです。
うーん、1年間ってあっという間だなぁ。
というわけで、だいぶ「フリーランス」というものにも慣れたので、1年間を経て感じた、「フリーランスに大切な5つのこと」を綴っていこうと思います。
①「生産性爆上げモード」発動条件を知る
フリーランスは時給制でも何でもないので、決められていた時間だけ働いてもお給料が発生するものではありません。
よって、以下に生産性をコントロールしていくか、というのが生き残る鍵となっていきます。
朝目覚めた瞬間「あ、今日は仕事したくないな」とかうっかり思っちゃう日もあります。
だって誰も進捗管理してくれないし、誰も1日のTODOリストなんて作ってくれないし、誰もお尻叩いてくれないんだもん!会社員のころが懐かしいですね。プロジェクトリーダーが毎朝定例MTGで全部確認してくれていたんだもの。
しかもクライアントも優しくて「今月ならいつでも良いですよ〜!」なんて言ってくれようものなら、それに甘えまくってお布団でぬくぬくしてしまう事実。
しかし、それではアカンのです。
具体的には、どんな場所で、どんな時間に、どんな条件が揃えば自分の生産性をキープできるのかを、自分自身がしっかり把握することが大事。
「生産性爆上げモード発動条件」を自分で覚えておくとでもいうのでしょうか。
私の場合は、時間が迫れば迫るほど効力を発揮するので、いつもタイマーを手元に、約束の時間と約束の時間のあいだにカフェで執筆作業をするのを徹底していました。
自分がいつ、どんなときに「モード」に入れるのか。
これを覚えておくことで、どんなときでも生産性をキープすることができます。
②人脈×成果物でアピールしていく
私は本当にまわりの人に恵まれていて、すべて依頼を受けて仕事をして、また仕事をもらう…という連鎖のもとに仕事をさせていただいています。
ぶっちゃけ、フリーランスが抱えるすべてのお仕事は人脈で成り立っていると言っても過言ではないと思います。
現在私がやっている仕事も、前職『新R25』の仕事だったり、経理を担当している友だちから繋がった仕事だったり、早起きコミュニティ『朝渋』から派生した仕事だったり…。
基本的に、友だち・知り合い・元同僚 / 上司からもらう仕事が多いです。
なので、それなりに頑張らないと仕事と人間関係、両方を吹き飛ばすことになりかねません。
仕事とともに友情までもを失うなんて…とても耐えられない!
なので、ひとつひとつのご縁を大切に。本当に、仕事というものはどこからやってくるかわかりません。一度焼肉を食べに行っただけの仲の人からかなり大きい仕事をもらったこともあります。そういうものです。
そして、きちんと成果物でアピールすれば、お仕事の「おかわり」がもらえます。
一度目の仕事は「試験」と考えて一生懸命取り組み、おかわりがもらえたら、相手が喜んでくれた証なのだと受け取って、また一生懸命取り組むのみです。
そうやっていくうちに、人脈も広がり、信頼も得て、実績もできて、また新しい仕事へと繋がっていくはず。
まずは今繋がっているご縁と、目の前の仕事を大切にしてみてください。
③スピードは速ければ速いほど評価される
フリーランスとして生き残っていくためには自分自身の価値、いわゆる単価を上げていくことが大切なのですが、そのなかの確実な施策が「スピードを上げる」ことだと思っています。
単価を上げるって、そんな簡単なことではないし、そんなに短期間で自分のスキルがレベルアップするわけではない。
では、1番確実な方法は何かというと「スピードで打ち返す」ことです。
もちろん、低クオリティのまま納品するのはよくないけど、相手だって自分の力量を見て仕事を依頼してきてくれているはずなので、それに加えて圧倒的なスピードで返せたら「めちゃくちゃ仕事のできる人」になれるわけなんですね。
多分、私のライティング能力はズバ抜けているわけではないけれど、以前取材してから4時間で納品したらすごく評価してもらえたことがあります。何故なら、前に頼んでいたライターさんが1ヶ月くらい執筆に時間をかけていたかららしいんです。
なので、とりあえずスピードを上げて早めに納品すれば、それだけで秀でる可能性が高い。早期納品に勝るものはない、です
とはいえ、圧倒的なスピードがすぐに出せない人は、まずはレスポンスを速くするところから始めてみると良いです。
「スピードアップ」したことで不利になったことは、今まで一度もないよ!
④自分の時間を自分で死守する
私だけなのかもしれないけど、何事も時給換算する癖がついちゃっていますね。
今やっている仕事は時給どのくらいなんだろう…というのを単純に時給計算しています。
というのも、独立するときに「絶対に会社員時代の時給を下回らない」というのを自分と約束したからです。
ホリエモンが著書のなかで何度か話しているとおり、自分の時間以上に大切なものはありません。なので、無駄に時間がかかってしまうような業務は避けるべきだし、ツールがあるなら全力でツールに頼るべきだと思っています。
たとえば、「ライター」という仕事のなかで必要なのが「書き起こし」という工程ですが、これは本当に時間がかかるので、実際に現場に赴いたときに自らの手で書き起こし、記憶が新しいうちにすぐに記事に仕上げるようにしています。
あるいは、書き起こし代行、自動の書き起こしサービスなんていうのもあるので、それを利用することもあります。
とにかく、「時間の無駄」だと自分が思うことをしない。
たまに写真のレタッチなどでも無駄にこねくり回したり、とめどないことをぼんやり考えたりしてしまうこともありますが、そんなときは、「待って、今の作業って、こんなに時間をかけるべきだっけ?」と自分に問うようにしています。
⑤目的を見失わない
これは独立してから半年後にふと思ったんですけど、そもそも私は「夢を追いかける」ために独立をしたのに、気付いたらめちゃくちゃ仕事を引き受けて、それだけで毎日がうまってしまっていたんですね。
もちろん、「フリーランスになりたい!」という人のなかには、「フリーランス」になること自体が目的だという人もいると思います。
時間と場所に囚われず、自分が好きだと思う人や共感できる人と仕事ができる環境。
うわ〜こうやって改めて文字にしてみるとすごく理想的な働き方だな〜!(笑)
まぁそれも良いと思うし、「会社員」という制約のなかではどうしてもできなかったことをやりたいからフリーランスになる人もいるかと思います。私の場合はこっちでした。
そういう人の場合は、とにかく目的を見失わないことが大事だと思います。
「何のためにフリーランスになったんだっけ」
そこには当初、様々な葛藤があったはず。だって、会社をエイッと辞めるのって、すごく勇気がいることだと思うんです。明日からの生活、どうしようって思うし、一緒に今までやってきた仲間はもう隣にはいないし、毎月入ってきていた固定収入もないわけだし。
その、決意というか、思いを忘れずにちゃんととっておいてほしいし、それがあれば、挫けそうになったときにも「このために会社を辞めたんだから!」ってもう一踏ん張りする力にもなります。
もう一度。これはすごく難しいんだけど、「目的」を見失わないこと。
フリーランスは自分に合った選択肢だった
1年間を終えて改めて思います、フリーランスは自分に合った選択肢だったと。
毎日自由に時間割を決められること、仕事を選んでいけること、時間と場所を決めずに働けること。
人の時間は毎日等しく24時間ですが、それを自分で自由にデザインしていける、というのはかなり大きいように思います。
特に私はものすごく飽きっぽいので、「ライター」という枠に囚われず、グラレコをさせてもらったり、ナレーションをさせてもらったり、いろんなことに挑戦できるのもすごく楽しいです。
あとはいろいろスクールに通ったりね。昨年はせっせと声優の養成所に通っていたけれど、今年からはWEBデザインを学んだり、コーチングを勉強しようかな〜と思ったりしています。
【1つの仕事が続かないのはなぜ?】
— ゆぴ(17)🎤17歳クリエイター (@milkprincess17) March 27, 2020
✔️器用貧乏
✔️すぐに飽きちゃう
✔️いろいろ手を出したくなる
好奇心旺盛で次々に”やりたいこと”が変わる人=マルチ・ポテンシャライト
\ マルポテが持つスーパーパワー /
1️⃣アイデアの統合
2️⃣速い学習速度
3️⃣高い適応能力
4️⃣大局的な視点
5️⃣通訳のスキル pic.twitter.com/xEUbW9W4QJ
最近「マルチポテンシャライト」という本を読んだけれど、自分はまさにこれで、好奇心旺盛なので、次々に興味が移り変わっていっちゃうんですよね。
そんな働き方をしていくような気がします。いろんなことをゆるゆると続けながら。
そして、この1年間頑張って取り組んできた「声優」のほうも実を結んできて、今年から事務所にお世話になることになるかもしれません。
そんなわけで、この5つのことを大切に、毎日インプットとアウトプットを繰り返して、まわりのご縁を大切にしながら、自分のやりたいことに正直に、時には厳しく律しながら歩んでいけば、きっとフリーランスとして生存できるんじゃないかと思います。
寂しいのは最初の2ヶ月だけ。お腹のあたりがソワソワとするのも最初の2ヶ月だけ。
目の前のことに一生懸命取り組んでいたら、あっという間に1年が過ぎちゃうんだよ。
以上、フリーランス2年目の所感でした。
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