「できない」からこそ、「これならできる!」を自分の強みに変えていけるのだ
最近嬉しいことがあったんですよ。
それは、女優・MCの寺田有希さんが、わたしをご指名してくださって、対談できたこと!! ドンドンパフパフ!
もともと寺田さんのことは以前より知ってはいたものの、まさかわたしのほうに話が飛んで来るとは思わず、「何事⁉︎」となりました。
経緯としては、今回寺田さんが新しく「話し方」にまつわる本を出すにあたって、Amazonと楽天の予約特典用動画を撮ることになり、同じ出版社より「聞き方」「書き方」の本を出していたわたしに白羽の矢が立ったそう。
そんなことあるんか。生きてみるもんだなぁ。
インタビューライターのわたしと、MCの寺田さん。同じ「聞く仕事」なので、共通点があるのはもちろん、考え方そのものに違いがあったりして、お話をしていてすごく面白かったです。
でもね。数あるTipsのなかでも、わたしのなかで印象的だったのが、寺田さんを前にしたときの圧倒的な「話しやすさ」。
ニコニコくるくる表情が変わって、愛嬌も抜群で、リアクションも良くて、「え、なんか一生話を聞いていてほしいんですけど」という欲が出て危なかったです。
わたしもインタビューライターなので、そこそこ「聞く」ことはできるはずなのに、寺田さんがリズミカルに相槌と質問をしてくださるので、「寺田さんにフォーカスを当てたいのに心地良すぎて当てられない」状態が続いてしまい困りました。
この心地良さの秘密は何なんだろう。
それが気になったので、動画収録後に開催したスペースで聞いてみました。すると寺田さんは言いました。
とにかく、相槌とリアクションに命をかけていると。
い、命をかけるレベルで取り組んでいるのか…! となかなかに衝撃だったのですが、お話を聞くと、寺田さんはもともと喋るのが得意じゃないのだそう。たしかに、スペースのなかでも、時折考え込まれる様子や、うまく言葉が出てこないような瞬間もありました。
でも、喋るのが苦手「だからこそ」、相手がもっと話したくなるような相槌や、目をパッと見開いたり、身振り手振りを使ったリアクションなど、そこに全力を使っているのだとか。
ほかにも、「相手に興味を持つために、大枠ではなく細かいところを深堀りする」とか、「名詞ではなく、動詞で答えられるような質問をする」とか、寺田さんならではのコツをたくさんシェアしていただいたのですが、それもすべて大元を辿れば「話すのが苦手」に通じてくるんじゃないかと思いました。
わたしたちがいま、「できている」ことは、もしかしたら「苦手」をカバーするために考えた結果としての生存戦略なのかもしれない。
現に、わたしが「書ける」のは、人付き合いが苦手だったからだし、わたしが「聞ける」のは話すのが苦手だったからです。
「苦手」だからこそ、なんとかそこを避けて生きていくことはできないか、何か代替できるようなことはないか、あれこれ試行錯誤しながら、「これならできるかも」という原石を見つけて、必死に磨くんです。
つまるところ、「苦手」は「これならできる!」を探すための糸口になるのかもしれないね。わー! 可能性しかないね!!!
さて、そんな寺田さんの新刊『自分を変える話し方』がいよいよ発売されます。
特典として、Amazonだと「聞き方・話し方にまつわる対談動画」が、楽天だと、「キャリア論にまつわる対談動画」がついてきます。ぜひチェックしてみてください〜!
わたしの言っている寺田さんの「心地良さ」、動画を観れば絶対にわかっていただけると思います(笑)。
あとは本題からは微妙にズレるんだけど、わたしは寺田さんみたいなキュートでチャーミングな大人になりたいです。
「この人、話しやすい!」っていうオーラはやっぱり、マインドからも生まれるものだと思うので。そう考えると、「聞く」ってとっても奥深いよね。もっと多角的にいろんな人の話が聞けるようになりたいなぁ!