見出し画像

いらないモノを捨てれば、人生は好転するはず

「モノ多すぎじゃない…?」と何気なくこぼしたら「じゃあ片付けてよ」と母に言われてしまったことを皮切りに、実家にあるモノたちを断捨離することになった。

実を言うと以前から気にはなっていたのだが、実家なんてせいぜい1年に2回帰省する程度だったので、我慢していた。それが、1ヶ月も住んでいるとさすがに「もう無理!」な状態になってしまった。

こう見えて、わたしの心にはこんまりさんという妖精が住み着いているので、実は片付けはめちゃくちゃ得意なのである。ちなみにわたしは、部屋は散らかるが机のなかは綺麗なタイプだ。

早速今の惨状を見てみると……

画像1

カオス!!!!

こんな具合で仕切りも何もなく雑多にいろんなモノが引き出しのなかにぎゅうぎゅうに詰め込まれているのである。

とりあえず片付けるにしても、コンテナのようなモノが必要だと思ったので、すぐさま無印良品とセリアへ車を走らせた。走らせたとか言ってるけど、実際はおっかなびっくり運転した。

画像2

さあ、いらないモノを捨てて、カテゴリ別にケースにぶち込んでいくぞ!!

…と勢いよく小物に手を突っ込んでみると、何やら汚いローソンの割り箸が出てきた。

わたし「これいる…?」
母「でも、お弁当とかで使うかもしれないじゃん?」

いやもう子ども3人巣立ったしお弁当なんて作らんだろうよ。

そんな感じで渋る母を横目にガンガン捨てていく。サーティーワンのピンクのスプーンやら、へにょへにょのおしぼりやら、黄ばんだ紙コップやら。

そういえばうちの父方のおばあちゃんちもモノが多い。包装紙もリボンも全部取っておくタイプ。父方も母方も「とりあえず取っておくタイプ」の血が流れているのだ。これはわたしの代で断絶しなければならない。いやダメだ、妹の部屋もモノが多い。

危機感を覚えたわたしは、お昼休憩のときにNetflixの『Tidying Up with Marie Kondo』を妹と母に見せる。そう、ときめくモノだけを残すのよ。Spark Joyよ。

おそらくうちの家族は「あるに越したことはない」精神で生きている。それは素晴らしいし「もったいない」も否定しないが、さすがにいつゲットしたんだかわからないローソンの割り箸は手放してもバチは当たらないはずである。

それよりも、ローソンの割り箸の袋の謎のベトつきに触れたときに下がってしまったテンションを取り戻すほうが難しい。

いらないモノは幸福度を下げる。本当に必要なモノとときめくモノだけに囲まれて生きる喜びを、彼女たちには知っていてほしいのである。

画像3

そんな感じでキッチンの引き出しすべてを片付けていった。余談だがセリアのこのやわらかいプラスチックケースは引き出しに無理矢理押し込んでも形を変えてくれるのでちょうどいい。

ほしいサイズが売り切れていたので変なスキマが空いているのは許して。

画像4

続いて、書斎と食品棚も整理整頓。

ビフォアーを撮り忘れたんだけど棚にケースも仕切りもなく書類がぐちゃぐちゃに入っている状態だったので、全部母に渡して選別してもらった。

「あなた葉加瀬太郎のいる事務所にスカウトされたことがあるのよ」って名刺とパンフレット見せてもらったけどそれいつの??えっ6歳のときの??取っとく????それ????

まだまだ出てくる。

小学生のときの連絡網。離乳食のレシピ。1998年の手帳。1ページだけ書いて辞めた日記。母が17歳のときに使っていた定期券。(!?)よくもまぁこんだけ取っておくもんだ。どうするつもりだったん、その定期。偉人なら博物館に飾られるかもしれんけどさ。

わたしが母の3倍ぐらいのスピードで整理整頓をしているあいだ、母は仕切りに「疲れた…」とこぼしていた。片付けには体力と気力がいるのである。

ちなみに食品棚からは賞味期限2018年のジャムや青汁や小麦粉やらがわんさか出てきた。いやもうこっちのほうがもったいない。

画像5

リビングの棚もカオス。

このプラスチックケースの使い方はアカンですね。下のモノが取り出しにくいし、ズレてガッタガタになりますからね!!

というわけでこちらもひとつずつ仕分け。

2019年に有効期限が切れちゃっているキャベジン。間違えて買ったキッズサイズのマスク。いつもらったんだかわからない化粧品サンプル。躊躇なくゴミ袋に突っ込んでいく。

ここまで来ると母も「うん、捨てちゃおっか!」というフェーズに入ってくる。いいぞ、その調子だ。こんまりが心に住み着いてきた。

画像6

アフターはいらないモノを捨てすぎて2段が1段になったどころか余分なスペースが空く結果に。

「棚を開いた瞬間、どこに何があるかがわかる」というのは我が家では珍しい光景だったようで、母は何度も開け閉めをしては「きれーい…!」と歓声を挙げていた。

画像7

というわけで2日間モノを捨てまくった成果がこちら。

気持ちいいね〜〜〜!!

正直断捨離の快感は一度知ってしまったらやめられない。

今回実家の断捨離を手伝ってみて思ったのは、歳を取れば取るほどモノを捨てられなくなること。「片付けよう」という体力もなくなるし、すべてのモノが思い出のモノと化すのだ。ブレブレの写真すら時が経てば「Precious Memories」になってしまう。そうなる前に定期的な断捨離が必要だ。

そして、子どもが大きくなり巣立っていこうが、複数人の子どもを育てあげた人はストック癖がついてしまっていること。サランラップのストック10本を見つけたときは思わず声が出たし、前日に冷蔵庫を片付けて舞茸があることを確認したはずなのに、買い出しでまた舞茸を買ってきていた。食材は食べてから買おう。

今後も実家にモノが溜まらないように定期的にウォッチしていきたい。モノを捨てたことによって、今後夫婦間が健やかになることを願うばかりである。(いつも喧嘩してるから…)

画像8

余談だけど、タッパーってなんでこんなに大量にあるん?

いいなと思ったら応援しよう!

いしかわゆき(ゆぴ) #ADHDフリーランス 発売中!
サポートは牛乳ぷりん貯金しましゅ