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誰かに許されたいんですわたしは。

この前人生初のコーチングを受けて、

「いろんなことをやっていても許されたい」
「ダラダラしていても許されたい」

というのがどうもわたしの願いらしいと発覚したんだけど、最終的に

「わたしは誰に許されたいんでしょうね?」

と笑うとコーチも笑った。謎である。誰に許しを乞うているんだろう。

別にやりたいことがたくさんあるのなら勝手にやればいい。

ダラダラしたいのならダラダラすればいい。

それなのに、「いいよ!思う存分しなよ」って言葉がないと何となくしちゃいけないような気がしてくるのだ。

よくわからないけど。

コーチングのなかでは、どうも自分が命令されるのが嫌いじゃないらしいこともわかった。

自分でやるべきことを見出すよりも、「これやって」と頼られたほうがはるかに簡単だったりもする。

それと同じなんじゃないか。

「休憩いっていいよ」と言われないと休めないような人種に自分はなってしまったんじゃないだろうか。

某ベンチャーの有名な言葉に「で、お前はどうしたいの?」というのがあるけど、これって本当にすごく大事なことだと思う。

小さい子のスポーツ指導をしている友人は、「○○しなさい」と言われて育った子は、「何がしたいの?」と聞いても何も答えられないという。

その子の気持ちは痛いほどにわかる。

○○しなさい、に答えていれば失敗することもないし、褒めてもらえるし、心地よい。

でもそれこそ、わたしみたいにいざ欲望が生まれたときに、「いいかな?」と確認を取らなきゃ自分を許せなくなってしまう。

自分で自分を許してあげられたら。

「で、お前はどうしたいの?」

時おり自分に問いかけて、素直に身を委ねられたらいいんだけど。

いいからとっととやれって感じなんだけど。

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