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嫌いなものを好きになるのは難しい
好きなものを嫌いになるのはもちろん難しいよ。だってそれってもはやダイエットじゃん。
大好きな糖質をセーブすること。それはセーブしてるだけで別に嫌いになってるわけじゃないんだけど。嫌いになるようなものだよね。
反面、嫌いなものを好きになるのはどうなんだろう。
そもそも、嫌い!って思うのだって、きっと何かしら理由があるはず。自分にとっては大事件があって、そこから何かが狂ってしまったりしてね。
そうやって、ずっと遠ざけていたものほど、好きになることは難しい。
でも、時として好きにならないといけなかったりする。
わたしは、パクチーが嫌いだ。
だって、10年前までは日本に降り立ってすらなかった得体の知れない葉っぱだよ。
食卓になんか一度も出たことないよ。
そんな謎の葉っぱを口にしたとき、リアルにわたしは嗚咽が止まらなかったわけだし。
だから、そんな嫌いなものを好きになるって、ちょっとした大事件だと思うのだよ。
でも、物によっては、それこそひとつの記事で、その人への見方が180度くらい変わったりするわけで。
その人のステレオタイプをひっぺがすような記事。そんな記事に出会えることは幸せだと思うのよ。
だって、一度嫌い!!ってなったものは、理由はどうあれまず心が拒絶しちゃうから、変なバイアスがかかりがちだ。
でも、そんな『嫌い』を乗り越えたら、きっと大好きっていえる世界がまってる。
嫌いなものを無理やり好きになる必要なんて、絶対にないよ。
ただ、好き嫌いがなくなったら、生きやすくなることもきっと事実。
難しいかもしれないけど、私はそこに行きたいんだよね。
だって、ほんとは好き嫌いしたくない。なんでもおいしいって言って食べられるようになりたい。嫌いなあの子に優しい言葉をかけてあげたい。
そんな世界になれたのなら、どんなに幸せだろうと思うけど、それもやっぱり個性で。
好き嫌いがあるからこそ個性が生まれるし、一概にダメって言えないし。
どうして好きとか嫌いとか思ってしまうんだろうって思うけど、そういうもんなんだよね、って無理やり飲み込んで、今日もパクチーを避けるよ。
ごめんね、って思いながら。
いつか、食べられるようになったらいいな、って思いながら。
※酔っ払ってます
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