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わたしたちはまだ「途中」にいることを思い出すのだ
わたし、「ライター」「フリーランス」を選んだからいい感じに生きてるように見られるけど、仮にこのあと破産したら「ライター」「フリーランス」を選ばなければ良かったのに」って言われるはずなのよ。要するに選択した時点では正解だったかなんてわからない。人生おわるまで答え合わせはできないぞ
— いしかわゆき(ゆぴ)👂#聞く習慣 発売中! (@milkprincess17) April 7, 2023
わたしも人間なので、毎日感情がジェットコースターのようにぐるぐるしている。
最近はフツーに起きて、フツーに仕事して、フツーに友だちと遊んで、と変わりなく過ごしているけれど、そのなかでさり気なく自分に絶望することはもちろんある。
たとえば、まわりの友だちが新しいチャレンジをしていたり、ライフステージを変化させているのを目の当たりにしたときなんかは、「あれ、もしかしてわたし、遅れてる?」と歩みの遅さに不安になる。
シゴデキな人の仕事っぷりを見ながら、相も変わらずワタワタと準備している自分にふと我に返り、「本当にあのとき、会社を辞めてよかったのかな?」と眠れなくなる夜もある。
でも、そんなときに思い起こすのは、選択肢は、選んだ時点では「正解」ではないし、それは未来で「正解」にしていけば何とかなるということだ。
いま、わたしはぽっと出のライターとしては、そこそこ実績を重ね、本も数冊出して、スクールも運営していて、側から見るとすごく成功しているように見える。
「フリーランスになってよかったね」
「この人はライターになったから成功したんだね」
そんなふうに思われることもきっとあるだろう。
でも、たとえばわたしが明日、自己破産に陥ったとしたらどうだろう。
「フリーランスにならなきゃよかったのに」なんて言われるはずである。
つまるところ、その人が成功したか、よい人生を歩めていたかなんて、今の時点ではわからないのだ。極論、死ぬまではわからない。
どんなに立派な功績を残した人も、死ぬ間際に何か犯罪を犯したとしたら、すべてがそれで塗り替えられてしまう。
逆に、ろくでもない人生を送ってきたけど、最後の最後で巻き返す人もいるかもしれない。
大事なのは、わたしたちはまだまだ人生の途中にいるということ。
今現在、人生に絶望しているのなら、絶望のままおわらせることもできるし、逆に人生が続く限りはいくらでも覆せるということ。
わたしは未だに自分が選んだ、この「フリーランス」「ライター」という選択肢が正しかったのかわからないし、たびたび絶望することだってある。
でも、「正解」にしたいからがんばりたい。
絶望するには、人生はそこそこ長い。みんな、あと80年ぐらい生きてしまう気がする。
それなのに、「ダメダメな人生だなぁ」「自分は生きる価値のない人間だなぁ」と決めつけるにはちょっと早すぎるんじゃないか。
ごめん、まだ1、2章しか読んでないからわからんのよ。もうちょっと書いてみてほしい。
私、「人生終わるときに、どれだけ笑って語れる物語があるか」。
これが一番の「勝ち人生」じゃないかなと思うんですよ。
ってさゆりちゃんも言ってたよ。
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