誰も置いていかない場所を作りたかった
最近、取材に同席した。
わたしが運営しているマーブルスクールの生徒さんの取材。もともと3ヶ月前に卒業予定だったけれど、体調を崩されたことで少し遅れての取材実施になっている。それでも最後まで走り切ろうとする彼の横で、わたしも最後まで走り切ろうと思っている。
マーブルスクールでは一度にあまりたくさんの生徒を抱えることはできない。
リアルタイムでの講義だし、一人ひとりの原稿に添削するので、かなりの時間がかかる。卒業課題では取材同席もするのでスケジュールを擦り合わせるのも結構大変だ。
そこには、「誰も置いていきたくない」という強い気持ちがある。マーブルを選んでくれたからには、納得できる形で卒業をしてほしい。
みんなの様子を小まめに知るためにメンターグループ制度を作り、定期的に交流をしたり、メッセージを送ってサポートをしたり、講座の始めに近況を聞いたり。
わたし自身、集団授業というものが苦手で、気付いたら課題を出し忘れていたり、輪の中に入れなかったり、「なんかもういっか」と投げ出しがちな性質だったからこそ、倒れる一歩手前の人の気持ちがすごくわかる。
まわりはこんなにすごいのに、わたしは。
締め切りに間に合わないし、もういいかも。
こんな微妙なもの、人に見せられないよ。
そうは言っても、スタート地点はみんな同じようでバラバラだ。初心者だって最初からできる人はできるし、経験者でも躓くこともある。まったく同じレベルの人なんて存在しない。
それでいくと、マーブルスクールは集団授業のような個別指導塾なのかもしれない。共通して大事なことはみんなに教えるけど、成長ポイントは個々にフィードバックするし、それぞれの歩みを見守っている。
だからこそ、本当はもっとたくさんの人に教えられたらと思いつつ、これ以上は難しい。普段の仕事をやりつつ、スクールをやるのはいっぱいいっぱい。
でもその代わり、できるだけ誰も置いていかないようにしたい。そんなことを考えているうちに、5期の申し込みが増えてきた。
次はどんな想いを持った人に会えるんだろうな。今から企画や原稿を見るのが楽しみです!
▼現在スクール5期生募集中。1/27(水)までなので気になる人はお早めに!!