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仕事は”ストレス”だから楽しいのだ
基本的にストレスを抱えるのは嫌いだ。
ストレスゼロで生きるのをモットーにしているし、誰よりも眠る時間とお風呂に浸かっている時間が長い自信がある。
「ストレス解消法」というのはこの世にごまんとあって、たとえばアロマを焚きましょう、自然豊かな場所に行きましょう、ストレッチをしましょう、という、いっときのストレスを解消してくれるものが多い。
…というのも、ストレスというのはつねに溜まり続けるものだから、どうしても解消しても「いっとき」で、また解き放ったそばから降り積もっていってしまう。
「あぁ、リフレッシュしたな!」と気分よく眠りについても、次の日にはまたストレスが溜まってゆくのだ。世知辛さ~!!
そのなかでも、「仕事」というのは絶対にストレスが発生することに気付いた。
ストレスフルに感じているのではない、ストレスという名の緊張感があるのだ。
原稿を書きながら「全然うまくまとまらないな…」と夜通し何度もやり直しているときは胃が痛い。本当にちゃんといいものをあげられるだろうか、いやあげるんだ、という思いでガリガリと書く。
そうした極限状態で朝を迎え、やっとなんとか形になったとき、ふっと緊張が解けて安堵する。
いつもそうだ。机に向かっているときは、ワクワクしながらストレスを抱えている。
そういうものだと割り切れるようになった。
ストレスがかかっているからこそ、やり甲斐があるのだと思うし、ゾーンに入れるし、やり遂げたあとのフッと力が抜ける感覚を味わえる。
仕事を楽しくする=いかにストレスをかけずにやれるかと模索していたこともあったけど、ストレスのない仕事は逆にちょっと物足りない。
むしろ、「締切まで3日です。やれますか?」って言われたときのほうがゾクゾクする。めちゃくちゃストレスだ。でもそれがいい。
仕事にはストレスがつきもの。でもそのストレスがあるから、仕事はきっと楽しいのだ。
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