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「自分はアホだ」と思えばアウトプットできる
わたしは日々絶えずアウトプットをしている。
何なら、「アウトプット」という言葉ができる前からアウトプットをしていると思う。
別に宿題が出たわけじゃなくても、本を読んだら「読書感想ノート」にまとめ、家族旅行中は旅行の様子を絵日記に書き、新しい歌を覚えたら歌詞をひたすら紙に書いていた。
だから、思ったことや感じたことを書き記しておくのが全く待って苦じゃない。苦じゃないどころか、やめるほうがしんどい。
なぜなら、わたしはアホだということをものすごく理解しているからだ。
アホだから、話を聞いているだけじゃ頭に入ってこない。
アホだから、紙に書いておかないと忘れてしまう。
アホだから、自分のことを全然信じていない。
こうしたアホマインドは別名「素直」とも言う。
そう、かつてはみんなが持っていたもの。
アウトプットとは、みんなが当たり前のようにやっていたことなのだ。
朝顔が咲いたら観察日記を書いて、クレヨンを渡されたら絵を描いて。
それがいつからか、素直にできなくなっていく。
残す必要がないと思うのか、書くのが面倒だと思うのか、創作をしなくなっていく。
でも、人間は完璧じゃない。
インプットしたことのほとんどを忘れてしまうし、どんなに時間をかけて読んだ本も、刺さったメッセージも、頭のなかから抜けていってしまう。
それを、「自分は記憶力がいいから何でもかんでも覚えられるんだぜ!」と過信するんじゃなく、一度「自分はめちゃくちゃアホだ」と思い直してみてほしい。
読んだ本、観た映画、参加したセミナー、友だちと話したこと、上司に怒られたこと、悲しかった出来事、なんでもいい。
アホだと思えば、ぜんぶ素直に受け止めて、素直に残せるようになる。
そんな、アウトプット苦手マンに捧げる、アホのススメでした。
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