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目を瞑ってはいけないこと
昨日『くらべるグラレコ会』に行ってきた。
「グラフィックレコーディング」という、会議や話を可視化する手法があって、わたしは1年前から見よう見まねでやってきたのだが、グラレコにはそれぞれのやり方がある。
それを実際にみんなでくらべる。
同じ題材で同じ状況で書く。
**楽しい〜♡けど、なんと恐ろしいこと!!! **
ひとりで悦に浸って描いているうちは「あぁ…自分の絵はうまいなぁ…」と思うかもしれないが、他人と比べることで「いや、自分はヘタクソだわ」と認識することの恐ろしさよ。
言うなれば、地元の中学校では天才とチヤホヤされていたのに、塾に入った途端「そうでもないな」と認識するようなものである。
井の中の蛙って幸せだと思うのよ。ある意味で。
世界が広がることは楽しくもあり、絶望することでもある。そうだよね。
井の中にいるほうがぬくぬくと過ごせることもあるよね。
しかし、より高く飛躍するためには、その居心地のいい場所から這いださなければいけない。
そんなわけで、「アッ!自分!ヘタクソですわー!!!!」と絶望しているなうである。
事実、まわりの参加者のレベルはとても高く、素晴らしいスキルを持ち合わせていた。
もう、描くのが恥ずかしいくらい。
でも、もちろん落ち込むと同時に学んだこともたくさんあって、やっぱり参加してみて良かったなと思えた。
こういう描き方があるんだな、とか、自分の線は細いな、とか。
「みんな違ってみんないい」のは事実ではあるけれど、誰かと比べることは、自分の見えなかったことが見えることでもある。
それは、目を逸らしたくなることかもしれないけれど。
自分の弱さと向き合わないと、うまくなってはいかない。
怖いけど、比べる。それは、うまくなるために必要なことなのかもしれない。
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