まわりの人の言うことは参考程度に聞いておこう
なんかさぁ、究極的にはフラットな意見を言える人っていないと思ってて。
知らないうちに思い込みに囚われていることもあるし、偏りのない知識なんてないし。
わたしもいちライターとしてライティングを教えてはいるけど、別にこれが完全なる正解ってわけじゃないし、わたしはわたしの人生しか生きていないので、わたしの一言だけで決めてほしくないのね。要は鵜呑みにしてほしくないんです。
もちろん、情報を集めることは大事だし、人に話を聞いたりアドバイスを聞いたりすることも大切だけど、それを精査するのは自分なのよ。ある種、「本当にそうかなぁ」って疑うというか。
ただ、この疑うというのが案外難しい。友だちに「最近これ流行ってるんだよ」って言われたら流行ってるんだと思っちゃうし、お母さんに「いい大学に行きなさい」って言われたら、行ったほうがいいのかなって思っちゃうし、「アイドルになるのは無理だよ」と言われたら、無理かもと思っちゃう。
でもさ。それって友だちのなかで流行ってるだけかもしれない。お母さんが学歴厨なのかもしれない。その人がアイドルになる仕組みをよく知らないのかもしれない。
みんな偏った世界のなかで生きている。人は自分ひとりの人生しか歩んでない。だから、絶対に意見が偏る。
冷静に、お母さんは「お母さん」、先生は「先生」、ライターは「ライター」しか経験していないからね。その範疇外のことは憶測でしかない。
わたしも「新卒でフリーランスになるのは推奨しない」と言っているけれど、それはたまたま苦労している人を見たことがあるからそういう意見になってるだけで、友だちに成功している新卒フリーランスがいたら「全然いける!なっちゃいなよ!」とか言っていたはずである。人の意見なんてこんなもんよ。
完璧な意見などどこにもなくて、結局のところ正解は自分で見つけていくしかない。
でも、その正解を見つけていくのを助けてくれるのが、情報を集めるということなので、いろんな人の意見を聞いて、いろんな本を読んで、いろんなWebサイトを見てみるといいよ、という話。参考程度にね。
↓参考程度に読んでほしい本