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クライアントワーク以外にやってほしい、「自分の仕事」

わたしは現在8社と仕事をしている。

企業の魅力を伝える記事の編集だったり、メンバーへのインタビューだったり、メディアに掲載する記事のディレクションだったり。

クライアントワークは「誰かに貢献できている」と感じる。わたしの手掛けた記事によって、企業の想いが広まり、採用に繋がる。PVが伸びる。反響がある。その対価として、わたしは報酬をもらっている。実績として掲載させていただいている。

企画を考えるのは面白いし、自分の書いた記事が読まれると嬉しいし、記事をブラッシュアップしていく過程は大変だけどやりがいがある。

そんなクライアントワークは、わたしに欠かせないものではあるけれど、一方でクライアントワークばかりやっていると、こんな気持ちになることがある。

わたしは、わたしのための仕事ができているんだろうか。

単価もPVも気にせずに好きなテーマで記事を書いてみるとか。エッセイのコンテストに応募してみるとか。Instagramの投稿を可愛く作ってみるとか。お気に入りの本を要約してまとめてみるとか。ただ好きなイラストを描いてみるとか。

そんなことを思ったのは、友だちが仕事に追われるわたしの目の前で、のびのびとイラストを描いていたからだ。

彼女は、noteで使えるイラストを何枚も何枚も描いて投稿している。わたしのまわりでも、多くのnoterさんが使っているのを目にする。

報酬があるのかと言えばそういうわけでもないかもしれないが、きっと彼女は誰かがイラストを使ってくれるだけでも嬉しいと感じているのだと思う。何だか楽しそうに描いていたから。

その姿を見て、なんか…なんかいいな!!!!と思ったのである。

2020年あたりのクソ暇だったときは、わたしも絵を描いたり、グラレコの練習をしたり、noteで練習をしてみたり、そんなことをする余裕もあったのになぁ、って。

日々目まぐるしく過ごしていると、どうしてもおざなりになっていくのが自分の仕事である。「まだですか?」と急かされるわけでもなく、締め切りがあるわけでもなく、報酬がもらえるわけでもない。ただ、自分がやりたいからやるだけのこと。

大前提としてクライアントワークは大切なもの。だけど、急ぎでも緊急でもない、自分のためにやるだけの仕事だって大切なものだよね。

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