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文章を書くのに「文才」はいらない
「文才」という言葉を度々耳にします。
「自分には文才がないから、文章がうまく書けない」と思っている人もいるでしょう。
そこに私がバチコーンとビンタをしたい。
「文才がない」って気付けるほどたくさん文章書いたのかよー!!!!!
って。
「文才」というのは実際に存在するのかも知れません。
でも、たくさんの経験をして、たくさんの文章を読んで、たくさん書くことで、生まれ持ってくる「文才」と同じくらいのスキルを得られると信じています。
たしかに、他の人のうまい文章を見て「アッ! 嫉妬!」ということはわたしにもあります。
特に文芸サークルにいたときは、同級生が紡ぎ出す美しい物語に度肝を抜かれたこともあります。
でも、それが「文才」だとは思いません。
だって、それは「才能」じゃなくて「努力」の賜物だからです。
「はっきりと言っておこう。自らの才能を問う人は、”諦めの材料”を探しているだけだ。もっと言えば夢をあきらめる"言い訳"を探しているだけだ」
これは、古賀史健さんの『20歳の自分に受けさせたい文章講義』のなかの一文です。
文章に限らず、「才能がないから書けない」と嘆いているあいだは何もできないということ。
大事なのは、「文才がない」のを認めたうえで、書き続けることです。
最初は、読むのも嫌かもしれない。他の人と比べて落ち込むかもしれない。
そんな「才能がない」場面にぶち当たっても、どうか筆を置くことをやめないでください。
書き続ければ絶対に書けるようになるから!
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