ただの日記を「シェアされる日記」に昇華させる秘密の言葉
noteと相性が良いのは、自分の身のまわりに起きていることや、感じたことを書く、「日記」だと思います。
実際に、「ちょっと一度読んでもらってもいい?」と友人から添削を頼まれるnoteは個人の日記が多いです。
そのなかで、「これに気をつけるだけで、グッとシェア率が上がるのにな」と思うことが多々あったので、今日はそれについてお話しします。
「今日は○○があって悲しかった」
「今日は○○があって悲しかったから、あなたは気をつけてね」
この2つの文を並べてみると、読み手の受け取り方が少し変わるのがわかるかと思います。
わたしがこの文章に添えたのはただひとつ。
「自分ごと化」です。
シェアしたくなる欲求を紐解いてみると、「自分もそうだった、わかる」という『共感』と、「これは勉強になるなぁ」という『学び』があることだと思っています。どちらにせよ、「自分ごと」にさせることがキモです。
「まるで自分のことのようだな」「これは私に言われているな」「これは自分にとって必要な情報だな」
そう思ってもらえれば、自然と文章はシェアされていきます。
たとえば、わたしの日記のタイトルを並べてみると…
毎日の出来事を通じて学んだことを日記にしたためていながらも、どこか「学び」があるように感じさせ、なおかつ誰かに話しかけるようなタイトルになっているかと思います。
内容を見てみると、日記という形式は取りつつも「自分ごと化」できるような文章になっています。
「自分ごと化」してもらう文章の書き方は下記です。
1. ベースとなる出来事について書く
2. その出来事を受けた自分の「学び」「変化」を書く
3. 語りかけてみる(「〜と思いませんか?」「〜と感じますよね」)
4. 主語を「わたしたち」に変えてみる
5. 最後に「で、お前はどう思うの?」と議論の余地を与えてみる
よくあるのが、「ベースとなる出来事について書いた」だけで終わってしまっている文章。
自分用の日記なら良いけど、「フーン、そっか」で終わってしまう文章はシェアされにくいです。
どうせ書くのなら、「フーン、そっか。私だったら〜」と自分ごと化させて考えてもらえるような「日記2.0」を目指して書いてみてください。