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なりたい自分を演じればホンモノになる
声優のレッスン初回でめちゃくちゃ大事なことを講師の方が仰っていたので書きなぐります。
声優に必要なスキルはたくさんあります。
声質や体力はもちろん、感性や想像力、礼儀、コミュニケーション能力。
そのなかで、大事なのが「見た目」。
これは、何もイケメンとか美女とかそういう話をしているのではなく、誰かに与える印象すべてを指して言います。
たとえば、普段から明るく元気な人には明るく元気な役がくる。
のんびりおっとりしている人にはのんびりおっとりしている役がくる。
普段の印象が、仕事を左右するのです。
だから、普段からやりたい役を明確にし、ボイスサンプルやポートフォリオを貼り付けるようにする。
自分という役者を覚えてもらうために、自分に特徴をつける。
なりたい自分を演じれば、ホンモノになれるんです。
話を聞きながら、これは声優に限ったことじゃないな、と思った。
まず何をやりたいのかをきちんと明確化して、それに沿った見た目や自己紹介やポートフォリオを用意する。
演じる、まではいかなくても何かを成し遂げるためには一貫されたストーリーが必要なのだ。
そして、それを考えてみたときに、今の自分には何が足りていて何が足りていないのかがわかるはず。
こういう仕事がしたいのに、こういうスキルが足りていない。
それを自覚したら、正解なんてないからとりあえず始めてみる。
とりあえず始められる人が、いちばん強い。
まさかそんなセルフブランディングの話を稽古場で聞かされるとは思っていなかった。
スキルだけじゃダメだ。
スキルがあるうえに、自分の見せ方を知っている人が勝つ。
それは今、自分を売りにしていく人たちすべてに当てはまるな、と思った夜でした。
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