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ひと気の無い夜は当たり前に怖い。
大変ご無沙汰しておりました。
丸っと2ヶ月、経ってみると時間は早いものですね。
私事ですが、ちょっと病院にかかっておりまして
あれこれ検査をして、これから治療を始めていきます
今年で40歳になるので、そんな事も増えていくんだろうと思っていますが…
でも本当は、20年前の自分の日記が思った以上にヒドイ!
というのが理由です… なのでマイペースに「これ良いな」と思った言葉を見つける作業に切り替えました。
何の教訓にもなりませんが、この黒歴史満載のポエミーな日記を、どうか弔わせてください。では2ヶ月ぶりに、20年前の日記へ
2020年2月23日(水)
退屈な時間をもてあまして
煙草を咥えたまま 外に出た
夜に人は誰も居なくて
みんなどこかに消えちまったんだと
勝手に思って 逃げて帰った
実家暮らしの時、夜はほとんどひとりだったので、単純に寂しかったんだと思います。音楽を聴いて、雑誌を読んで、ベランダで夜空を眺めてぼーっとしてた覚えもあります。ヒリヒリするような懐かしさがありますね。
田舎町だったので、夜22時なんてもう、ひと気は全く無く。たまには散歩をしようと出かけても、怖くなって帰っただけの日記。
当時の心理で考えると、「誰も居なくて怖い」のではなく、「知っている人が居なくて怖い」だったんじゃないかな?今の私から考えると、防衛本能と帰巣本能がしっかりしていると、褒めてあげたい。
輪郭がボヤけるくらい、ぼーっと生活していたあの頃は、善や悪を、自分で判断出来ていたか分からない、だから知らない他人は怖くていい。無知なまま行動するのは勇気じゃない、それは幼稚な好奇心だ、痛い目を見て自覚するなんてリスクが高すぎる。それに、人はやっぱり外見だと思うんですよ。明るいところで会わないと、誰だって怖いよね。
誰も居ない、ガランとした街。
2020年4月現在、世界が思いもよらないウイルスと闘っています。
閑散とした大都市は、今まで誰も見た事のない景色。それは好奇心にとっても最高の現象かも知れないけれど、興味本位で街に出てはいけないよ。誰の目にもこのウイルスは見えないから。やっぱり怖いし、家に帰ろう。