それは、壁を乗り越えた証。
寝違えてしまったのか、首が回らず。
痛いな、痛いな、と過ごしていたのですが…、治療費の支払いで頭がいっぱいだったので、家賃の振込を忘れていた事に気づきました!
「首が回らない」という言葉で、家賃を思い出すのというは、それなりの経験値だと思います(悪い意味で)
さて、20年前の日記を。
2000年8月3日
恋しかったはずなのに
全てが色あせてみえる
大好きだったヒーローでさえ
もう心は踊らないんだ
こんな日が来るなんて
思ってもみなかった
2000年の夏。
私はフジロックで見た、ミッシェル・ガン・エレファントのライブが、今まで感じた事がないくらい、ショッキングだった。
個人的にテンポが早くなってて、楽しめなかっただけなんですけど、アメリカツアーの後で、もう別のバンドになってしまったと、目の前がモノクロになっていく感覚を今でも覚えています。
でも本当は違うんだと思います。
特定のバンドにのめり込んで、それだけをずっと聴くという時期が、今までも何度もありました。RADIOHEAD、The MUSIC、髭、The Mirraz、サカナクションと、他にもたくさん。
でも今も継続して聴いている訳ではないんです。
その当時、私は自分自身では言葉に出来ない悩み事を抱えていて、無意識に音楽の中に答えを求めていたんだと、今なら分かります。深く潜るように、何度も何度も、音の中でもがくように。
多くの悩みがそうであるように、時間が解決してくれて、
気づいたら頼りにしていた楽曲を「気持ちが落ち込むから」と選ばなくなり。最近までは冷めやすい自分を責めていたけれど、そうじゃないんだと思います、単純に気持ちが整理出来た証拠なんだと。
あの瞬間を救ってくれた音楽は、今でも全部、私のヒーロー。
その答えを信じられなくなる方が、よっぽど深刻な問題だ。
気持ちが変わった瞬間は悲しいかもしれないけど、今から見た過去の自分が大切にしていた気持ちを、私が勝手に否定したくない。
ちなみにミッシェルは、過去も今も、私のロック・アイドルです。