エスカレーターの左側が長蛇の列。右側で立ち止まって乗る勇気がほしい

今日は子どもたちとのじゃんけんに勝ち、朝の時間帯にテレビのチャンネル制覇権を得ました。
(注)わが家では基本的にじゃんけんに勝った人が見る番組を決めています。


さて。
今朝のNHKおはよう日本で【エスカレーター立ち止まりませんか?】という特集が組まれていました。

歩くことで事故が起きたり、麻痺などがありどちらか片側には立ちづらい方が安全に利用できなかったりするので、エスカレーターは立ち止まって乗ることが推奨されています。
駅構内に「エスカレーターでは歩かないで」というポスターが貼られていることも。


実際、首都圏だと右側、大阪だと左側をあけて並ぶ慣習がありますよね。
比較的空いているときや、デパートのような急いでいる人が少なそうな場面では私も敢えて右側に立って止まって乗るのですが、通勤時間帯に右側に立ち止まって乗るのは相当怖いです。後ろから煽られるか、舌打ちされるかしそう…


そんな状況を変えるべく、名古屋市である取り組みが試されています。


番組でも取り上げられていたこの取り組み、いったいどんな内容かというと…

  • 条例で立ち止まって乗ることが義務付けられている。

  • 上りエスカレーターにカメラとセンサーを設置し、AIの音声で次のようなアナウンスが流れる。

    1. エスカレーターで歩いている人がいると「条例違反です。エスカレーターは歩かないでください」

    2. 片側に並ぶ人が増えると「2列で立ち止まってご利用ください」

    3. 改善されると「ご協力ありがとうございます」

名古屋市の調査によると、条例施行後約1年で、歩く人が3分の1以下に減ったそうです。

Xでは賛否さまざまな反応がありますが、私は名古屋市の取り組みは素晴らしいと思います。
エスカレーターの歩行禁止を条例化している自治体はいくつかありますが、効果は出ているとは言い難いのではないでしょうか。

それに条例を知らない人もいるかもしれません。右側の列に立って止まるのはとても勇気がいります。特に子どもと一緒にいるときに煽られたり無理やり横を通られたりしたら…身の危険を感じます。
実際、2列に並んで乗っている時に後ろからプレッシャーをかけられた経験もあります。


一度習慣になってしまったことを変えるのは大変なことです。これだけ 定着してしまった習慣を変えるには、テクノロジーの力も借りながら繰り返し繰り返し発信することが必要ではないでしょうか。
センサーもカメラもコストがかかる話ですが、事故が起きてからでは遅いので、必要経費と考えてもらえたらいいなと思います。


あなたは右側(大阪であれば左側)に立ち止まってエスカレーターを利用できますか?



ではでは。


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