最近のこと

久々に夜に文章を書いてみようと思った。私の原点であり、思考の広場となっている深夜のテキストという場にしばらく来なくなっていたのは、日常が充実しているからなのだろう。

主に最近できた、恋人という存在のおかげで。

彼と恋人になったのはほんの2ヶ月前のことだから、正直こんな形あるものに残しておくのも怖くて、少しパソコンを開くのを躊躇った。ただ、この気持ちを残しておける媒体もここしかないので、わずかな不安を抱えて文字を打っている。

彼との毎日は本当に幸せだ。冗談抜きで、世界が全部キラキラして見える。綺麗になったね、と褒められることが多くなったのも彼のおかげだと思う。しかし、こんなに幸せなのに、こんなに楽しいのに、毎日不安になっている自分がいる。

彼が恋人になった世界はあまりにも眩しい。眩しくて目が焼けてしまうのではないかと思うくらい。いつか突然真っ暗になった時、その残像が色濃く残ることを私はきっと恐れている。
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に私は、あなたと結婚したいのです。」某有名結婚情報誌のキャッチコピーの意味がわかった気がした。
彼と出会う前の私だって幸せだった。1人で遊んで、たくさん恋をして、それなりに生きていたはずなのに、今となっては別世界のように思える。
それまで、愛はお金と時間と体で借りるものだった。無償の愛や幸せなどは存在しないと本気で思っていたし、そうやって身を削ることが生きている実感を私に与えていた。だから、恋人なんていたら身がもたないと思っていたし、いなくても限界になったら死ねばいいだけと、人生のことを軽視していた。
彼と出会って、人生はそんなに軽くないことを知った。他人と人生を歩むということが、どれだけ試練の連続かも痛感した。

細かいことはまだわからない。ただ、君といたい。

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