最近の社会はなぜ生きづらいのか
最近の世の中は、暗い出来事が立て続けに耳に入る。ガザ侵攻やウクライナ侵攻といった衝撃的なニュースが連日流れ、気持ちまで重くなってしまう。ただ、それらの出来事が身近に起こっているわけではないのに、なぜか私たちの生活に悲しみが影を落としてくる。
これらの暗いニュースがSNSのない時代に報道されていたら、多分大衆は、「ほへー」ぐらいの思いぐらいしか湧いてこないだろう。
だが今は世界がインターネットで通じ合っている。
戦争の様子がリアルタイムにテレビやインターネットで報道され、SNS上では戦争で命を落とした無辜の子供たちの写真が大勢の人々に広がっている。
今の社会が生きづらい原因は、暗い出来事をリアルタイムで観測することで、まるで自分の近くで起きていることだと錯覚し、憂鬱になっているんだろうと思う。
また、SNSでいくらでも自分の上位互換の人間を見れるようになったせいで、劣等感で押しつぶされ、自己肯定感が低い若者が昔よりも確実に増えている。
そのせいで幸せという概念というものも崩れてきたような気がする。
幸せなんて自分が自己満足で作り上げるもので、自分が幸せと思ってればいいものなのに、高級料理店で料理食べて幸せみたいなツイートを見て、高級なものに囲まれる生活をしていたら幸せみたいな強迫観念に駆られている。
これらは世界中がインターネットで通じている弊害だ。